純正形状ターボの可能性を最大限に引き出す

「純正以上」を目指した鋳造エキマニ&アウトレット!

ハイパワーチューンを求めるユーザーと、純正形状ツインターボならではの扱いやすさとパワーのバランスを重視するユーザー。そのニーズが拮抗しているのが、昨今のGT-Rチューニング事情だ。とくにエンジンオーバーホールのタイミングでは、補機類をどう構築するかが悩みどころ。そんなRB26オーナーに向けて、GCGターボが新たに開発したのが、純正形状ターボシステムをアップデートする新世代のエキゾーストパーツである。

その背景には、コンディションの良い純正タービンが減少していることが挙げられる。さらに、純正鋳鉄製エキゾーストマニホールドは長年の熱負荷による歪みや腐食が進み、オーバーホール時に再使用をためらうケースも少なくない。一方で、従来から多く流通してきたパイプ製エキマニやアウトレットには、ハイパワー化に対する耐久性に不安を抱える製品も存在する。

GT2860Rタービン(48万6800円)は、N1タービンと同等クラスのボールベアリング式タービンキット。ノーマルエンジン+ハイカムを想定し、450〜500psをターゲットとしたGT2860R-1と、550〜600psを狙うGT2860R-2が用意されている。

これまでGCGターボでは、GT2860Rキットなど、第二世代GT-R向けのボルトオンターボキットを展開してきた。今回、新たにGCGジャパンオリジナルとして開発したのが、310ステンレス材を使用した鋳造エキゾーストマニホールド(13万2000円)だ。

耐食性・耐熱性に優れる310ステンレスを高精度鋳造で成形し、CAD設計とデジタル解析によってポート形状や内部径を最適化。さらに内部にはブラスト処理を施すことで段差を抑え、排気抵抗の低減と純正以上の耐久性を両立させている。

細部にも工夫は多い。ポート径は純正より拡大して排圧を低減するとともに、T25フランジ部も同社のGT2860Rのポートサイズに合わせて設計。内部にはブラスト処理を施し、極力段差をなくすことで、純正タービンやボルトオンターボキットの性能を無駄なく引き出せる仕様としている。

また、鋳物形状を見直して不要な肉を削ぎ落とすことで、重量は純正の約3.3kgに対して約2.55kgまで軽量化。さらに、従来は工具が入りにくかった後側ボルト周辺もポート角度を見直し、メンテナンス性まで改善されている。

組み合わせるタービンとして用意されるGT2860Rボルトオンターボキットは、N1タービンと同等サイズのボールベアリング仕様で、450〜500ps仕様と550〜600ps仕様をラインアップ。ストリートからワインディングまで、レスポンスと扱いやすさを重視するRB26ユーザーに最適なシステムと言える。

さらに現在は、同じ310ステンレス製鋳造によるタービンアウトレットも開発の最終段階にある。ダウンパイプ側には70φフランジを採用することで高い汎用性を確保し、エキマニとの組み合わせによって、純正形状ターボシステムをトータルでアップデートできる構成となる予定だ。

ちなみに、GCGターボでは純正タービンのオーバーホールにも対応している。コンディションによっては修理が可能な一方、純正セラミックタービンは分解時にホイールが破損するケースも多い。その場合は、チタンシャフト仕様のキャストホイールへ変更するか、新品のボルトオンターボへアップグレードしたほうが、コスト面で有利になることもあるという。

純正タービンを活かしたいユーザーから、ハイフローチューンを目指すユーザーまで、幅広い選択肢を用意している点もGCGターボの大きな魅力だ。

●取材協力:GCGターボ TEL:050-3773-0911

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