BMWの本質をより純粋な形で表現した新時代のデザイン

新型iX3は、BMWの次世代モデル「ノイエ・クラッセ」を象徴するモデルの第一弾として、新たなデザイン言語を採用。このデザインは、BMWらしい伝統的なフォルムを継承しながら、無駄を徹底的に削ぎ落とし、よりモダンでタイムレスな表現へと昇華させている。
ボディサイズは全長4780×全幅1895×全高1635mmで、ホイールベースは2895mm。従来型と比べて全長が40mm、全幅が5mm大きくなった一方、全高は35mm低くなった。ホイールベースは30mm拡大されている。

エクステリアデザインは4輪が際立つ力強い2ボックスシルエットと、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)ならではの堂々としたプロポーションを採用。アップライトなフロントエンドには、新世代のブランドフェイスを形成する縦型キドニーグリルと垂直配置のLEDヘッドライトを組み合わせ、1960年代のノイエ・クラッセを現代的に再解釈している。
さらに、発光するBMWキドニーグリル・アイコニックグローや特徴的なライト演出により、昼夜を問わず高い存在感を発揮。ボディ側面は、モノリシックな面構成と最小限のキャラクターラインによって洗練された印象を生み出し、スポーティさを表現するとともに、ボディ同色のホイールアーチやフラットなドアハンドルも特徴的だ。リヤにはBMW伝統のL字型ライトを水平基調で再解釈したテールライトを採用し、力強くスポーティなデザインを完成させている。全体を通じて、BMWの本質をより純粋な形で表現した新時代のデザインとなっている。

インテリアはBMWの新しいデザイン言語を反映し、モダンで開放的な空間と先進的なデジタル体験を融合させた。水平基調のコックピットは乗員を包み込むようなデザインで、温かみのある明るい雰囲気を演出。無駄を削ぎ落とした造形により、ドライビング体験と新世代の操作系「BMWパノラミックiDrive」を際立たせた。必要な情報を適切なタイミングで最適な場所に表示することで、BMW史上最高レベルのドライバーフォーカスと高いカスタマイズ性を実現している。
さらに、ディスプレイや照明、サウンドを統合的に制御することで、直感的かつ没入感の高いユーザー体験を提供。電気自動車用アーキテクチャを活かした広々とした室内空間と、SAVらしい高い着座位置により、快適性と視認性も向上している。広大なウインドウエリアやパノラマガラスサンルーフが豊かな採光を実現し、開放感をさらに高めている。バックライト付きファブリック素材を採用したフローティングインスツルメントパネルや、新しいサウンド体験を提供する「BMW HypersonX」も採用し、照明、音響、表示を連動させるMy Modesとともに、乗員一人ひとりに合わせた上質で個性的な空間が創出された。

BMWモデルにおいて初採用となる革新的なBMWパノラミックiDriveは、43.3インチのBMWパノラミックビジョンと17.9インチのセンターディスプレイで構成されている。BMWパノラミックビジョンはフロントウインドウ下部の端から端までの約110cmに渡って設けられており、ドライバーの好みに応じてカスタマイズが可能。スピードメーター、シフトポジション、充電状態、走行可能距離の表示はもちろん、外気温や時間等を表示させることが可能だ。このBMWパノラミックビジョンの採用により、従来のいわゆるメーターパネルは廃止され、すっきりとしたモダンな印象を与えているとともに、運転中のドライバーの目線の移動が最低限となるので、安全に寄与している。

ダッシュボード中央に位置するセンターディスプレイは、タッチ操作により車両のほぼすべての機能を操作することが可能。ドライバー側に17.5度傾けられていることにより、操作が容易であり、また、BMWモデルにおいて初採用となる「BMW 3Dヘッドアップディスプレイ」は、奥行きを持たせた表示が可能となり、例えば、ナビゲーションシステムによるルート案内表示においては、実際の道路をトレースしているかのごとく、走行すべき道路を表示させることが可能だ。

BMWパノラミックiDriveを支える中核ソフトウエアが、「BMWオペレーティング・システムX」。高度なパーソナライゼーション、デジタルサービス、コネクティビティを実現。ドライバー毎に設定を管理するBMW IDは、デジタルキーや物理キーと連携することで、パノラミックビジョンの表示内容、ウィジェット配置、お気に入りのメディア、シート設定などを自動的に呼び出し、一人ひとりに最適化された車内環境を提供する。マップ機能は、電気自動車用に最適化されたルート案内と充電計画機能を備え、3DヘッドアップディスプレイやBMWパノラミック・ビジョンと連携することで、直感的かつシームレスなナビゲーション体験を実現する。

また、BMWデジタル・キー・プラスにより、スマートフォンやスマートウォッチを車両キーとして利用することが可能であり、乗降時のライトやサウンド演出もカスタマイズできる。エンターテインメント面では、Spotifyなどの音楽配信サービスに加え、AirConsoleによるゲーム、Disney+やYouTubeなどの動画配信サービス、停車中のZoomビデオ会議にも対応し、車内を高度なデジタル空間へと進化させている。
前後2モーター合わせて469ps/645Nmを発揮。0-100km/h加速は4.9秒

新型iX3には、「新設計の高電圧バッテリー」、「800Vアーキテクチャー」、「進化した電動駆動ユニット」を特徴とする第6世代の「BMW eDrive」を採用。
高電圧バッテリーは「セル・トゥ・パック」設計による革新的なバッテリー。従来、高電圧バッテリーは、個々のバッテリーセルをモジュール化し、車両に搭載(パック)していたが、「セル・トゥ・パック」設計では、バッテリーセルを直接パックに組み込むことで、効率の向上、重量の削減、冷却効率の向上等を実現している。バッテリーセルには、直径46mm、高さ95mmの円筒形セルを採用し、パックした円筒形セルを車両床面に敷き詰めている。これにより、バッテリー容量は109.1kW/hを確保し、WLTCモードでの一充電走行距離は最高906kmを実現している。
800Vアーキテクチャーにより、BMWグループの電気自動車として初となる最大320kW充電に対応。わずか15分間の充電時間にて最大約395km走行相当の電力量を充電可能だ。10%から80%までの充電は26分程度で完了する。今後、海老名サービスエリア等に設置が予定されている一口最大出力350kW(総出力400kW)の急速充電器を利用した場合は、15分の充電時間にて最大約420km走行相当の電力量が充電可能となる。
新型iX3は、車両の高電圧バッテリーに蓄えた電力を有効活用する、外部給電機能に対応。V2H(Vehicle to Home)機能では、対応する充放電設備を介して、車両への充電に加え、車両から住宅等への給電が可能であり、停電時には車両を自宅のバックアップ電源として活用することが可能だ。また、V2L(Vehicle to Load)機能では、対応する外部給電器を介して、車両の高電圧バッテリーから電気機器等へ電力を供給できる。

発売された「50 xDrive」は、前後2モーター合わせて469ps/645Nmを発揮。4.9秒の0-100km/h加速、210km/hの最高速を実現する(いずれも欧州仕様値)。
新型iX3は、4つの「スーパーブレイン」と名付けられた高性能コントロールユニットによって制御されている。「ドライビングダイナミクス」、「運転支援システム」、「インフォテインメント」、「ベーシック&コンフォート」の機能で構成される、それぞれの「スーパーブレイン」にすべての機能が集約されており、継続的なアップグレードにより、AI機能などの将来的な機能アップデートにも対応できるように設計されている。
特に「ドライビングダイナミクス」を司る「スーパーブレイン」は、「Heart of Joy(ハード・オブ・ジョイ)」と名付けられ、ドライブトレインとドライビングダイナミクスマネジメントの役割を担っている。この高性能なコントロールユニットは、ドライブトレイン、ブレーキ、エネルギー回生、ステアリングの補助機能であり、BMWダイナミックパフォーマンスコントロールのソフトウェアスタックと連携することで、新たな水準と正確性を発揮しながら、ドライビングダイナミクスに関わるあらゆるパラメーターを計算している。新型iX3のドライバーと同乗者は、走行シーンやスピードに関わらず、BMWらしい独自の調和が取れたドライビングフィールを体感できるわけだが、アクセルやブレーキ、ステアリング操作のすべての動きが、ダイレクトで確実かつ正確に実行されている。「BMW Symbiotic Drive(シンビオティックドライブ)」と呼ぶ、抜群のトラクションや効率的なエネルギー回生、スムーズな停車プロセスは、BMWの歴史の中でも特に優れており、これらは、「Heart of Joy」の神髄のひとつだ。

安全機能・運転支援システムでは、「ドライビング・アシスト・プラス」および「ハイウェイ・アシスト」を採用。ドライビング・アシスト・プラスは、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を標準装備。

高速道路上での渋滞時にドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」については、2019年に日本においてBMW社が初めて国内認可取得モデルを発表しているが、この機能の発展版となる「ハイウェイ・アシスト」を、新型iX3では標準装備。「ハイウェイ・アシスト」は、高速道路上において、車速130km/hまで、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能だ。
また、「ハイウェイ・アシスト」の機能のひとつである「レーン・チェンジ・アシスト」では、車両が周囲の状況を確認し、安全に車線変更できると判断した際に、システムがドライバーへレーンチェンジを提案し、ドライバーは、日本国内で販売されるBMWとしては初めて、ドアミラーを見るという自然な動作により、車線変更を実施する。
BMW「iX3」モデルラインナップ
・50 xDrive:982万円(906km)
・50 xDrive Mスポーツ:1034万円(835km)
※価格は消費税込み。( )内はWLTCモードによる一充電航続距離
