NMAXとグリファスのエンジンは実は違う?

外装をシンプルに仕上げているため一見するとライトチューンに思えるが、じつはこの車両、NMAX(2型)のエンジンをスワップした水冷仕様となっている。NMAXの2型以降のパワーユニットはシグナスグリファスとほぼ共通だけど、NMAXの方が軸間距離(アクスルシャフト部分)は若干長く、ロンホイ化になることで安定志向に。

シグナスグリファス用ハンガーを使うことでイージーに換装できるそうだが、シグナスX(5型)とはコネクターの位置などが異なるため、結局はハーネス類やECUなどもシグナスグリファス用で引き直してかなりの手間がかかっている。

「メーターもアッパーカウルごと純正レッドに塗装してグリファス用に入れ替えています。走行中に不具合が出るのはイヤなので、エンジンの入れ替えと合わせて徹底して対処しています!」と、シグナスシリーズに造詣が深く、腕に覚えがあるオーナーだけに抜かりがない。ちなみに、シグナスXの5型はアッパーカウルにウインカーが備わるが、グリファス用に入れ替えているため本来のポジションランプをウインカーとして利用している。

ZOO製シグナスグリファス用の25㎜ロングエンジンハンガーを小加工してNMAX用エンジンをマウントしている。
配線の変更とともにグリファス用メーターに入れ替えて誤作動を防止。aRacer製SportDコンパクトECUメーターやKOSO製Mini3メーターで電圧や外気温などをモニタリングする。

ハイパワー化に伴い冷却効率もUP!

この水冷エンジンはTTMRC製キットで239㏄にスープアップ! これに伴い冷却性能を高めるため右サイドのラジエターを取り除きCBR600RR用に変更して大型化。インナーカウルのメッシュ加工を含め、ステップ前方に配置して存在感を示している。

オーナーによると「ヘッドライトの配置を工夫すればフロントカウル内にラジエターを収めることも可能ですが、外観のフォルムは崩したくなくて……」と純正ルックにこだわりを見せる。

シート下スペースにはキャッチタンクを追加してブローバイガス対策も! メットインはつぶして、SWR製ビッグスロットルボディ+ビレットファンネル、aRacer製ECUなどへのアクセスも良好だ。