シグナスX系とは異なるオフロードライクな一台!

BW’S(ビーウィズ)と言えばオフロード系スクーターの先駆けだ。80年代後半の50モデルを皮切りに90年代の二代目、とくにBW’S100が海外モデルながらも日本でヒットを飛ばして一躍メジャー路線に躍り出た! 2000年代からの二種スクブームに乗じて「三世代目はいつ出るのか?」期待に胸を弾ませた人もいただろう。結局は日本仕様が発売されず、シグナスX(2代目)とほぼ同型の4スト125㏄エンジンを搭載した三代目が2008年に上陸を果たした。

BW’S125Xとは?

縦型二灯ライトが特徴的な初代BW’S125は、通常版とオフロードテイストの“X”の2種が存在。BW’S125Xは液晶デジタルメーターにブロックパターンのタイヤを標準装備していた。

そのスタイルは確かにSUVの雰囲気を保っていたが、お馴染みのデュアルライトは横列から縦方向に配置されて個性的なフェイスに! 当初は違和感を感じたものの廃番となって久しい今では非常に興味がそそられる一台だ。

自家塗装や社外パーツでゴールド三昧!

そんな個性的な車両を新車から乗っているオーナーを発見! ブラックボディをベースにゴールドのアクセントを散りばめてドレスアップされている。黒×金のコンビは往年の名車「JPSカラー」を彷彿とさせる。欧州車でよく見られる別体フェンダーも個性的だ。

常識なんて拭き飛ばせ! 亜流のドレスアップ術

台湾・DOG HOUSE製セパレートグラブバーを装着してスタイリッシュなリヤビューに。

さて当車のユニークなところは、本来付けるべき部分とは違う箇所にパーツを使用していること。例えば、二灯テールレンズの片方(右側)にはモンキー125用のメーターリングを、シートフレーム付近にはアルミ製フォークガードを取り付けたりと大胆に起用している。

ほかにもマフラーのO2センサーやフレームエンド用のボルトをアクセサリーにするなど機能美とは違う「装飾美」を追求。同じ車種のオーナーほど「それ、何?」と思ってしまうほど、個性的なパーツチョイスだ。

ダクトホースの形状からラムエアなどの特殊な機能にも見えるオーナー会心の“ドレスアップ”!

極めつけは、エンジン後方から伸びる蛇腹ホースに円錐型エアクリーナーだろう。なにか秘密があるのかとオーナーに伺うと「じつはダミーなんです(笑)。本来のエアクリは元の位置でちゃんと機能しています」とのことで、メカニカルな印象を持たせるのに成功している。

ボアアップや駆動系チューンも抜かりなし!

予想外の方向から飛んでくるカスタムが多いけれど、正統派のアップデートも抜かりがない。エンジンは180㏄に排気量を拡大し、他車用のツーブラザーズレーシング製マフラーを加工装着。駆動系ではDYレーシング製アルミトルクカムやKN企画製アアスタブルクラッチ、クロスオーバーファクトリーのプーリーなど、様々なブランドを織り交ぜて万遍なくセッティングしている。

カーボン調のフロントフェンダーに入れ替え、フロントフォークにはダストカバーを追加。RPM製φ260㎜ウェーブディスクの装着に伴い、KN企画製サポートを介して4ポットキャリパーを装着。

足周りも社外製アルミスイングアームやMSP×DDS製タンク別体リヤショック、RPM製大径ブレーキディスクなどで強化しており、「往復10kmを走る通勤マシンなのでとくに低中速での加速を重視しながら、快適に走れるように仕上げています。次はビッグスロットルボディを入れたいですね」とオーナーの意欲は尽きない様子。海外の通販サイトやホームセンターを利用したり、外装のメッシュ加工などできるところは自分で行うなど、なるべくリーズナブルにカスタムを楽しんでいる。