ADVAN Racing GT for PORSCHE

ポルシェ専用のラインナップ

リヤは12.5Jもの太さを持つ21インチ(+44)となる。21インチになるとリバースリムを採用し、3種類ものリム深さを設定。これは67mmという圧巻のディープリムを実現した。タイヤは純正よりもわずかに低扁平となる325/25ZR21(純正は305/30ZR20)。サスペンションセッティングの妙技が相まって、リヤ上がりを抑えた美しい佇まいを実現した。
リヤは12.5Jもの太さを持つ21インチ(+44)となる。21インチになるとリバースリムを採用し、3種類ものリム深さを設定。これは67mmという圧巻のディープリムを実現した。

誰よりもポルシェを敬愛するからこそ、己の力で超えていく。アドバン・レーシングはいつもそうポルシェと向き合ってきた。だからこそ現状に立ち止まらず、常に前を向く。

その象徴にしてブランドの看板であるアドバン・レーシングGTには「for PORSCHE」という専用ラインナップがある。主軸となる911用を例に挙げれば、P.C.D.130専用設計として理想像を追求する一方、GT3を軸とするホットモデル勢に次々と採用されるセンターロックへの対応も進めてきた。もちろん、モデルイヤーが変わるたび、最適化の手を休めることはない。2025年にはいち早く992型911 GT3 RSへとマッチングさせた。前10.0J×20インチ、後13.0J×21インチというサイズは、ポルシェ純正マグネシウムホイールと同じだ。ポルシェのセッティングに敬意を示し、純正タイヤを履くことを前提とすれば、リヤ13.0Jものサイズが欠かせないと判断し、新規に金型を起こしてまで実用化した。こうした裏地に潜む影の努力にこそ、アドバン・レーシングの意志と意地が見え隠れする。

こうして「最新をさらに最良に」するアドバン・レーシングは、己が歩んできた歴史の蓄積を含めて、最新以外も置き去りにはしない。一例として、程よいサイズ感と、カップカーを由来とする4.0リッター水平対向6気筒、そして3ペダル6速MTの設定などに象徴されるよう、歴代最高傑作と称する声の多い991 II型GT3を取り上げる。

911GT3 RS と同じリヤ21インチのセッティング

リヤは12.5Jもの太さを持つ21インチ(+44)となる。21インチになるとリバースリムを採用し、3種類ものリム深さを設定。これは67mmという圧巻のディープリムを実現した。タイヤは純正よりもわずかに低扁平となる325/25ZR21(純正は305/30ZR20)。サスペンションセッティングの妙技が相まって、リヤ上がりを抑えた美しい佇まいを実現した。
タイヤは純正よりもわずかに低扁平となる325/25ZR21(純正は305/30ZR20)。サスペンションセッティングの妙技が相まって、リヤ上がりを抑えた美しい佇まいを実現した。

純正は前後とも20インチ。しかし、この1台はただそれをなぞるのではなく、あえてインチアップに挑む。991型以降のGT3 RSと同じく、リヤを21インチへ。とはいえ992型の設定をそのまま持ち込むのではなく、かといって991 II型GT3 RSを踏襲するわけでもない。具体的には前9.5J×20インチ、後12.5J×21インチに設定し、それぞれ255/35ZR20、325/25ZR21サイズのコンチネンタル・スポーツコンタクト6を組み合わせる。大径化とワイド化を図りながら、ショルダーの寝方まで見越したタイヤセレクトと、アライメント調整の妙技が手伝い、ポルシェ本来の性能をスポイルすることなく、気高く美しく、何よりもレーシーな雰囲気をオントップした。

性能を追求した中に漂う色気

ここに装着されるのは9.5J×20インチ(+45)。19、20インチはタイヤドロップ部分からリムの裏側へ向かって膨らませていくバレルリム(樽型)を採用し、PCCBに象徴される大径ブレーキとの共存を実現する。ポルシェ純正のセンターロック構造を徹底解析して生まれた、全周をスプラインで締結する方式を採用。強大なトラクションやタイヤグリップを受け止める。スポークには3次元加工機による高級感のあるブランドロゴを刻む。
ポルシェ純正のセンターロック構造を徹底解析して生まれた、全周をスプラインで締結する方式を採用。強大なトラクションやタイヤグリップを受け止める。スポークには3次元加工機による高級感のあるブランドロゴを刻む。

その雰囲気は“高性能”に裏打ちされる。持ち前の設計・デザイン思想を具現する最高峰の金型鍛造製法に、強大なトラクションを難なく受け止める強固なセンターロック締結機構、400mmというローター径にビッグキャリパーを持つPCCBを見越したクリアランス確保など、内包される高性能を紐解くと枚挙にいとまがない。

時に純正をリスペクトし、だからこそ純正とはわずかに違えたアプローチで攻めることも厭わない。とてつもないパフォーマンスを難なく受け止めながら、タイヤの性能を100%発揮し、そこにそっと色気を滲ませる。それはレーシングターコイズブルーを纏うことで色鮮やかに主張する、大胆なコンケーブ&ディープリムに象徴される。

単なる適合ではなく、最適解を──。それはブランドとして、「for PORSCHE」と銘打つことへの責任であり、矜持であり、何よりも開発者を務める萩原 修氏のポルシェへの愛である。

止まっている姿ばかりか、走る姿にこそ真の美しさがあり、色気が宿る。それこそが一流スポーツホイールの証。光を受けて存在感を主張するレーシングターコイズブルーも絶妙だ。機能美の神髄が、走りの一瞬に凝縮されている。
止まっている姿ばかりか、走る姿にこそ真の美しさがあり、色気が宿る。それこそが一流スポーツホイールの証。光を受けて存在感を主張するレーシングターコイズブルーも絶妙だ。機能美の神髄が、走りの一瞬に凝縮されている。

 REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/山本佳吾(Keigo YAMAMOTO)
MAGAZINE/GENROQ 2026年10月号

【PRICE LIST】
ADVAN Racing GT for PORSCHE
9.5J×20インチ:14万250円
12.5J×21インチ:17万1050円
※カラー:レーシングチタニウムブラック/レーシングブレスゴールド/レーシングキャンディレッド/レーシングターコイズブルー(特注)

 

【問い合わせ】
ワイエフシー
TEL 0468-75-9346
https://www.yokohamawheel.jp