コンチネンタルは、過去5年間で18インチ以上の超高性能(UHP)タイヤのグローバルポートフォリオを大幅に拡大し、今後もこの分野をさらに強化していく計画と発表した。「現代の自動車(特にEV)が重く、大きく、高出力になっている」という物理的な変化に対応するため、旗艦モデル「SportContact 7」などの構造やコンパウンドを最適化した大径サイズを矢継ぎ早に投入するというロードマップの技術的裏付け。2027年末までに、新車装着タイヤと交換用タイヤの両方を含む全タイヤラインで、650種類以上の新しいタイヤサイズを追加する。

自動車業界のトレンド変化を、このコンチネンタルの「販売実績の数字」が如実に物語っている。「タイヤは単なる路面との接点ではなく、安全性・効率性・ドライビングダイナミクスの前提条件になった」という同社R&Dトップ(Edwin Goudswaard氏)の言葉通り、EV化による車両重量の増加がタイヤへの要求性能(UHP化)を決定的に引き上げていることを示しているといえよう。

コンチネンタルによれば、2020年から2025年にかけて、乗用車用タイヤの世界市場における全ブランドの売上高に占める高性能タイヤの割合は41%から55%に上昇したという。特にアジア太平洋地域(70%)と南北アメリカ地域(66%)ではその割合が高く、EMEA地域(ヨーロッパ、中東、アフリカの3地域)でもUHPタイヤは乗用車用タイヤの売上高の43%を占めている。コンチネンタルブランドでは、乗用車用タイヤの世界市場におけるUHPタイヤの売上高の割合は、2020年の約49%から2025年には約62%に増加したという。

「UHP(超高性能タイヤ)セグメントは、現代のタイヤに求められる性能を明確に示しています。相反する要求を最高レベルで両立させることこそが、当社のタイヤを他社製品と差別化する鍵なのです」とグーズワールト氏は述べている。

コンチネンタルのタイヤグループ部門の研究開発責任者、エドウィン・グーズワールト氏

SportContact 7は、コンチネンタルのUHP(ウルトラハイパフォーマンス)タイヤ分野における主力製品の一つであり、同社のタイヤ製品群の性能を象徴する製品。このサマータイヤは、内燃機関または電気モーターを搭載した高性能車両向けに開発され、18インチから24インチまでのサイズ展開としている。

その性能は、独立した比較テストと、主要自動車メーカーからの多数の純正装着承認の両方で実証されている。アウディ、BMW、BYD、マセラティ、メルセデス・ベンツ、ポールスター、ポルシェ、フォルクスワーゲン、ジーカーなどの自動車メーカーは、一部の車種にSportContact 7を純正装着タイヤとして採用している。これらの承認は、このタイヤが安全性、走行性能、パフォーマンスに関するメーカーの厳しい要件を満たしていることを示している。

独立した試験機関も、その品質を定期的に確認している。発売以来、SportContact 7は29の国際タイヤテストのうち27でトップ3にランクインしている。特に、ドライ路面とウェット路面の両方において、短い制動距離とバランスの取れた、安心感のあるハンドリング性能が高く評価されている。優れたテスト結果と、純正装着タイヤとしての厳しい要求が相まって、SportContact 7は同セグメントで最も成功した製品の一つとなっている。