兄弟車であるトヨタ「ライズ」についても同時期の商品改良か

ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」が、まもなく新仕様へ切り替わることがわかった。すでにダイハツの公式オンライン見積もりでは、現行仕様について「生産を終了しております」と案内されており、販売会社の在庫がなくなり次第、現行仕様の販売も終了となる。

ダイハツ・ロッキー

もちろん、これはロッキーそのものの販売終了を意味するものではない。入手した情報によると、一部改良モデルが2026年11月24日に発売される予定だ。ただし、発売日についてダイハツから正式なアナウンスはまだ行われていない。

ダイハツ ロッキー

現行ロッキーは2019年11月に登場した。ダイハツの新世代車両開発「DNGA」を採用した第2弾モデルで、全長3995mm×全幅1695mmという5ナンバーサイズに、SUVらしい力強いスタイリングを組み合わせている。

2021年11月には、エンジンを発電専用とし、モーターで走行するシリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」を追加。現在は1.2Lガソリンの2WD、1.0Lターボの4WD、1.2L e-SMART HYBRIDという3種類のパワートレーンを設定している。

登場からまもなく7年となるだけに、そろそろフルモデルチェンジも気になるところだ。しかし、今回予定されているのは全面刷新ではなく、現行型を継続した商品改良となる見込みである。

そのため、エクステリアに大掛かりな変更はなさそうだ。現時点でフロントグリルやヘッドライト、前後バンパーなどを大きく変更するという情報はなく、基本的には現在のデザインが継承されるとみられる。

今回の改良で大きなポイントとなりそうなのが、予防安全機能「スマートアシスト」のアップデートだ。

入手した情報では、新しいカメラを採用することで検知能力を高め、衝突回避支援ブレーキの対応範囲を拡大するという。横断する自転車に加え、交差点を右折する際の直進対向車、さらに右左折時に対向方向から横断してくる歩行者などへの対応が追加される見通しだ。

2026年に商品改良された「タフト」でもスマートアシストの機能強化が行われており、衝突回避支援ブレーキの検知対象が拡大されている。ロッキーについても、こうした最新世代の安全機能を反映することになりそうだ。

単純に安全装備の数を増やすというより、車両が危険を検知できるシーンそのものを広げるアップデートと考えるとわかりやすい。

とくにロッキーは、全長4mを切るボディを生かして市街地で使われる機会も多いコンパクトSUVである。自転車や歩行者、対向車が複雑に交錯する交差点への対応強化は、外観変更以上に実用面で大きな意味を持つ。

インテリアについては小規模な変更にとどまるようだ。「X」と「Premium G」では、左右のエアコン吹き出し口を囲むサイドレジスターリングの加飾を変更。従来のレッド×シルバーから、レッド×ガンメタリックへ変更されるとみられている。

一方、パワートレーンに大きな変更はない見込みだ。1.2Lガソリン、4WD用1.0Lターボ、1.2L e-SMART HYBRIDという現在のラインアップが基本的に継続されるようだ。

価格はどうなる?

もうひとつ気になるのが価格である。

最新の先行情報では、現行モデルから5万円前後引き上げられる可能性がある。もっとも、改良後の正式価格はまだ発表されておらず、グレードによって値上げ幅が異なる可能性も含め、正式発表を待つ必要がある。

また、兄弟車であるトヨタ「ライズ」についても同時期の商品改良が予想されている。両車は基本メカニズムを共有しているだけに、安全装備についても同様のアップデートが行なわれる可能性が高い。

ロッキーの商品改良については以前から情報が出ていたが、今回注目したいのは、ダイハツ自身が公式オンライン見積もりで現行仕様の生産終了を案内し始めたことだ。

大きく“顔”を変えるのではなく、安全性能を中心に中身をアップデートする今回のロッキー。11月24日とされる新仕様への切り替えに向け、いよいよカウントダウンに入ったようだ。