新型パジェロの日本仕様は全4グレード! 価格とターゲット層の違いは?

2019年に国内向け、2021年にグローバルでも生産を終了して以来7年ぶりに、5代目へ世代交代のうえ復活する、三菱の旗艦モデルにして本格オフローダー「パジェロ」。
そのデザンや採用技術に関する詳細は、9月2日に世界初公開された時点で、ほとんどが明らかにされている。
となれば、特に購入まで真剣に考えている読者が次に気になるのは、日本仕様のグレード構成、そして価格だろう。その答えはズバリ、下表の通りだ。
【新型三菱パジェロ グレード構成・価格】
GLS:619万3000円
GSR:676万5000円
エクシード:693万円
スーパーエクシード:795万800円
この中でも「GLS」「GSR」と「エクシード」「スーパーエクシード」とでターゲット層が明確に分けられており、「GLS」「GSR」は機能性重視の50〜60歳代、「エクシード」「スーパーエクシード」は品質やデザイン、自らのライフスタイルを重視する30〜40歳代のファミリー層なのだという。
そして各グレードの装備内容も、これらのターゲット設定に沿ったものになっている。



最廉価の「GLS」でも本格4WD機構と先進運転支援システムを標準装備!
まず「GLS」だが、この最もベーシックなグレードでも、4N16型2.4L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンの204ps&480Nmという性能に変わりはなく、これにスポーツモード付き8速ATを組み合わせて搭載。

駆動方式は全車4WDで、走る・曲がる・止まるを統合制御する「S-AWC」と、走行シーンに応じて2H(後輪駆動)、4H(フルタイム4WD)、4HLc(センターデフロック)、4LLc(ローギヤ+センターデフロック)の4種類から駆動モードを選択できる「SS4-II」、フロントブレーキにより左右輪間のトルクを制御する「AYC」、滑りやすい路面で駆動力を適切に配分して安定性を高める「ASTC」、ブレーキ制御式の「アクティブLSD」、NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCKからなる7種類のドライブモード、ヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロールといった、悪路走破性にかかわる装備の多くは「GLS」でも標準装備だ。
なおタイヤサイズは255/65R18で、最低地上高は220mmとなっている。

ADAS(先進運転支援システム)については、「e-アシスト」の中にブラインドスポットモニターやレーンチェンジアシスト、フロント/リヤクロストラフィックアラートが含まれており、さらにはアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストを含む「マイパイロット」も標準装備。
LEDヘッドランプやアクティブコーナリングライト、前後LEDフォグランプ、3Dマルチアラウンドモニター、電動バックドア、オートエアコンなどの機能装備も「GLS」から標準装備だ。

一方、他のグレードと異なる重要な装備としては、フル液晶ドライバーディスプレイ、ディスプレイオーディオとも12.3インチのサイズとなり、シート生地はブラックのファブリック。1列目シートはマニュアル式(ランバーサポート調整のみ電動)で、シートヒーターは1列目・2列目とも非装着だ。ただしシート自体は「GLS」でも3列目まで装着され、全グレードで3列7人乗り仕様となっている。

「GSR」は悪路走破性を、「エクシード」は快適性と上質感を重視!
このように「GLS」でも価格相応に装備は充実しているが、「GSR」ではさらに、ヘッドライトウォッシャーやルーフレール、リヤデフロックが標準装備に。
また、シート生地はブラック本革となり、1列目シートの調節機構は電動式に。シートヒーターも1列目と2列目に標準装備される。また、オートエアコンが3ゾーン独立温度調整式となり、フル液晶ドライバーディスプレイとディスプレイオーディオのサイズが16.3インチになることも見逃せないポイントだ。

「エクシード」は外観と快適性にかかわる装備が充実したグレード。タイヤサイズが255/55R20となり、最低地上高は230mmにアップ。TPMS(タイヤ空気圧監視システム)も標準装備される。

室内にはワイヤレス充電器やアンビエントライトが装着され、フロアコンソールボックスは保冷機能付きに。バニティミラーにLED照明が備わり、リヤウィンドウにロールサンシェードが装着されるのは、ファミリーユースを強く意識したものといえるだろう。
ただし、フル液晶ドライバーディスプレイとディスプレイオーディオは12.3インチとなり、リヤデフロックやヘッドライトウォッシャーが装着されないといった点は「GLS」と同様なので、注意が必要だ。

最上級「スーパーエクシード」は専用デザインと豪華装備が魅力!
そして最上級グレードの「スーパーエクシード」は、フロントグリルが唯一ハニカムタイプとなる(他グレードと同様のスリット仕様もオプション装着可。色は専用のダークグレー)うえ、スキッドプレートとサイドステップの色が専用のダークグレーに(他グレードはダークウォームグレー)。また前後左右のロワーガーニッシュも他グレードの無塗装に対し「スーパーエクシード」はボディ同色となる。

ボディカラーも、他のグレードがモノトーン7色展開なのに対し、「スーパーエクシード」は4種類の2トーンカラーも設定され、全11種類から選べるのは要注目点。

内装では、シート表皮がキャメル色のセミアニリン本革、ルーフライニングの色もブラックに(他グレードはグレー)。1列目にはポジションメモリー機能とシートベンチレーションも追加され、電動チルト&テレスコピックステアリング、デジタルルームミラー、LEDイルミネーション付きスカッフプレートも装着される。

また、「エクシード」には未装着の、16.3インチフル液晶ドライバーディスプレイ&ディスプレイオーディオ、リヤデフロック、ヘッドライトウォッシャーも標準装備。
さらには12スピーカー+デュアルアンプのヤマハ製オーディオ「デュアルサウンドヤマハアルティメット」も標準装備。電動パノラマサンルーフを唯一オプション設定するなど、最上級グレードにふさわしい装備の充実ぶりを誇っている。


なお、2026年12月17日より販売開始されるのは「GSR」と「スーパーエクシード」の2グレードで、「GLS」と「エクシード」は2027年4月よりタイで生産開始予定。10月1日より開始された予約受注はすでに4000台を超えているというから、のんびり納車を待てないという人はすぐにでもディーラーに駆け込んだ方が良いだろう。
車両スペック

■新型三菱パジェロ・スーパーエクシード(8AT・4WD)
全長×全幅×全高:4920×1925×1910mm
ホイールベース:2870mm
最低地上高:230mm
車両重量:2460kg
乗車定員:7名
エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量:2439cc
最高出力:150kW(204ps)/3500rpm
最大トルク:480Nm/1750-2500rpm
使用燃料・タンク容量:軽油・80L
WLTCモード燃費:12.1km/L
市街地モード:9.4km/L
郊外モード:12.0km/L
高速道路モード:13.9km/L
サスペンション形式 前/後:ダブルウィッシュボーン/5リンク
ブレーキ 前後:ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:255/55R20 107V
最小回転半径:5.8m
車両価格:795万800円



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