イタリア・ミラノで11月2日から開催されている国際二輪車ショーEICMA2026のドゥカティブースで、デザートXラリーの新モデルが世界初お披露目となった。ベースとなる「デザートX」はドゥカティ伝統のV型2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーモデル。今年9月に2代目にフルモデルチェンジされ、今回ラリーレイド仕様の「デザートXラリー」が発表となった。

軽量な水冷V型2気筒エンジンを搭載。最高出力は110.3ps。

アドベンチャーツーリングの愛好家に向けて設計されたデザートXラリーは、これまでに収集されたデータのフィードバックと、過酷なコースで長年にわたる開発の中で得られた経験に基づいて開発された。2代目デザートXファミリーの新プラットフォームをベースとし、890ccのV2エンジン、専用モノコックフレーム、フルフロートリアサスペンションを中心に構成。ドゥカティが同クラスで製造した中で最も軽量なツインシリンダーエンジンは、最高出力110.3ps/9000rpm、最大トルク92Nm/7000rpmを発生し、低回転域から中回転域までが特にトルクフル。シャシーはオフロード走行時に高い制御性、精度、安全性が得られるように設計されている。

デザートXラリーにはプロフェッショナルグレードのカヤバ製ロングトラベルサスペンションを装備。クローズドカートリッジのコンペティションフォークが特徴で、通常トップレベルのモトクロスやエンデューロバイクに装着されるものと同じ技術が採用されている。48mmのインナーパイプにはカシマコーティングやDLCのプレミアムな表面処理を採用しているので、スムーズな操作と安定した性能を確保。最も過酷な障害物さえも吸収する能力を備えている。リヤにはハードな走行条件でも最大のサポートと制御を行えるよう設計された、調整可能なプロフェッショナル用ショックアブソーバーが装備され、調整可能なオーリンズ製ステアリングダンパーも激しい走りをサポートする。

プログレッシブリンクス搭載のフルフローター・リヤサスペンションは、多くのレース経験から技術を取り込み、快適性やトラクション、衝撃吸収能力を向上。このデザインとホイールトラベルの増加によって、オフロード性能を飛躍的に向上し、過酷な状況でも安定性や精度、操作性を向上させている。

ホイールはフロント21インチ、リヤ18インチで、高砂エキセルリムを採用。リヤのリムは36スポーク構成で強度と信頼性を高め、より軽量で衝撃に強く、過酷なアドベンチャーでも安心してライドできる。

現時点では価格や発売時期は発表されていない。

SPEC

  • エンジン形式:90°水冷V型2気筒 4バルブ、インテーク可変バルブタイミングシステム
  • 総排気量:890cc
  • ボア×ストローク:96mm×61.5mm
  • 圧縮比:13.1:1
  • 最高出力:110.3ps/9000rpm
  • 最大トルク:92Nm/7000rpm
  • ギアボックス:6速、クイックシフト
  • ホイール:(F)21”-2.15J、(R)18”-4.0J セントラル・スポーク、チューブレス
  • タイヤ:(F)90/90-21、(R)150/45-18
  • 車両重量:209kg
  • シート高:900mm(ローシート装着時:880mm)
  • ホイールベース:1615mm