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  • 2017/09/04
  • 遠藤正賢

リコール対象かつ異常破裂の危険性が高いタカタ製エアバッグ搭載車は、対策品に交換しないと車検が通らなくなる!

国交省、タカタ製エアバッグのさらなるリコール改修促進策を発表

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エアバッグインフレーターの作動原理
国土交通省は8月30日、ガス発生装置(インフレ―ター)が異常破裂し、金属片が飛散する不具合が発生しているタカタ製エアバッグのリコール改修を促進するため、異常破裂する危険性が高い未改修車両については車検で有効期間を更新しない措置を講じる方針を決定。同日より9月29日までパブリックコメントを実施し、来年5月より施行する予定であることを発表した。

タカタ製エアバッグについては、2009年以降リコールを実施しており、未改修車に対し車検時に警告文の交付や職員による個別宅への訪問などを行っている。だが、今年7月時点で国内の改修率は78.1%に留まっており、今なお約410万台の未改修車が残っている。しかも、異常破裂による死者が、全世界で少なくとも18人に達している。

そのため、異常破裂する危険性が高い未改修車は車検をクリアできない措置を取ることで、一刻も早くエアバッグを対策品に交換するよう促すこととなった。

対象車両は、施行日までに車検時に警告文を交付するなど、すでにユーザーに対して改修の必要性について周知している、2016年4月以前にリコールの届出が行われた、異常破裂する危険性が高い特定のインフレーターを使用したエアバッグを搭載した未改修車約170万台。

これら約170万台は、異常破裂の原因が特定されているか、予防的リコールのうち国内で異常破裂したインフレーターと同じ、2010年以前のSDIタイプ(運転席用)またはSPIタイプ(助手席用)を使用したエアバッグの装着車が対象となっている。

今回の措置に伴い、ユーザーやディーラー以外の整備工場は、自動車メーカーがWebサイトに構築した検索システムを活用し、車検を受けようとする車両が措置対象未改修かどうかを確認。該当する場合には、ディーラーなどで改修を行った上で車検を受けなければならなくなる。

また、車検申請を受けた運輸支局などは、自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)などで自動判定し、措置対象未改修車両の場合は車検で有効期間を更新しない対応を取ることになる。

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