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【東京モーターショー速報】ジェイテクト、高熱対応のリチウムイオンキャパシタを開発

  • 2017/10/27
  • MotorFan編集部 萬澤 龍太
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ジェイテクト取締役社長・安形哲夫氏

電動パワーステアリングのナンバーワンサプライヤ・ジェイテクト。ベアリングの光洋精工と工作機械の豊田工機が2006年に合併し誕生した会社である。「思い通りって楽しい」をコンセプトに東京モーターショーに出典、主力製品であるEPSに加え将来技術の提案もブース内で紹介している。

レクサスLC500の二枚おろしに仰天するジェイテクトブース。同社の製品がクルマの中でどのように用いられ、動作しているのかがよくわかるカットモデルだ。このほか、将来技術を各種装備した”Future Concept Vehicle”を展示。ステアバイワイヤやインホイールモータなど、自動運転時代を見据えたコンセプトとして、次世代のクルマのあり方を紹介している。

EPS用補助電源システム

プレスカンファレンスで安形氏が何気なく話した「ベンチマークになるくらいの高性能品ができた」というのが気になり、ブースの展示品をエンジニア氏にご紹介いただいた。

電動パワーステアリングの性能と車重は比例関係にある。軽自動車から小型車にはコラム型EPS、中型車となるとピニオンアシスト型EPS、デュアルピニオン型EPS、大型車や重量車となるとラックアシスト型EPSと、モーターアシストする部位がどんどん下流へ移動していく。さらに大型SUVやピックアップトラックとなると電動油圧式のパワーステアリングが用いられていた。

大きく重くなると、EPSが必要とする電流が増大する。レクサスLSが用いるラックアシストEPSでは瞬間的に数十アンペアもの大電流が要される。SUVやPUTにEPSを用いたいと考えれば、さらなる電力が必要。しかし、電気を使うのはパワーステアリングだけではない。クルマ全体が電気貧乏なのだ。

そこでジェイテクトは、充放電装置としてキャパシタに目をつけた。瞬間的な大電力の入り/出しに優れるキャパシタは、軽薄短小の性質が好まれる。しかし大きな課題がひとつ、耐熱性が要件に満たなかった。

一般的にクルマに求められる熱要件はマイナス40度から85度。しかしキャパシタは60度程度までしか性能を担保できなかった。数あるメーカーに高熱要件を満たしてくれる製品開発を頼んで回るが、いずれも不可。仕方なく、ジェイテクトは自分たちで作ることを決めた。

先の5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展」のジェイテクトブースでは、スロットカーが走り回る様子が映し出されていた。コースの中央には沸騰するポットと、その中に収まるリチウムイオンキャパシタ。100度を超える中に浸かっているのに電気を供給しているその姿に目を剥く人多数、電池メーカーからライセンス生産させてほしいと依頼を受けるほどの高性能を確保している。

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