カーライフ 小児用車いすの固定のために「ドアストライカーを流用」したスロープ車をトヨタが試作しているワケ【写真・15枚目】 「Tellus-Lab」が開発している医療的ケア児/者向けのバギー(車いす) トヨタ・ノア車いす仕様車(スロープタイプ) 日産・セレナ LVシリーズ チェアキャブ スロープタイプ ホンダ・ステップワゴン 車いす仕様車 2024年10月の国際福祉機器展での展示のようす 運転席視点のカット。機種によってはバギー下段の荷物入れに置いた吸引器に手を伸ばしてスイッチオンができそう 奥に運転席のシートバックが見えるとおり、2列目からかなり前進したポジションが可能となる 車内を模したディスプレイで1.5列目乗車と試作バギーで可能になるポジションをプレゼンしていた 当時は仮の固定方法としてフックが設置されていた 医ケア児との移動をワンオペで行う際の問題点をわかりやすくパネルにしていた バギーを後ろ向きに乗車させると、運転席に医ケア児の顔が近くなる 折りたたまれた助手席により、今までよりさらにバギーを前方に固定できるように。後ろ向き乗車と組み合わせると、運転席から吸引など顔まわりのケアがしやすくなる シエンタのスロープ車にある1.5列目乗車用の助手席折りたたみシートをノア・ヴォクシーに装着し、車いす利用者を運転席により近づけるように バギーの固定器具として、車体側にドアラッチ、バギー側にドアストライカーを設置し、簡便ながら確実な固定を実現している(写真はバギー側。ドアストライカーが黒いプレートの下に見える) バギーの固定器具として、車体側にドアラッチ、バギー側にドアストライカーを設置し、簡便ながら確実な固定を実現している(写真は車体側。溝の中にドアラッチがある) ドアオープナーのレバー(インサイドドアハンドル)を引くとワイヤーによってドアラッチのロックが解除される仕組み 固定にドアのロック機構を使っているので、解除もドアオープナーのレバー(インサイドドアハンドル)を流用。コストを抑える工夫でもある 後輪の荷重が多くなりがちな大型バギーにあって比較的前進した位置にシートがくるレイアウトとなっている ストレッチャーのように展開しても腰位置が前後車軸の中央あたりに収まるのがわかる フットレストのアームもオフセットしており、荷室をできるだけ広く使えるようになっている 幅も一般的なサイズとなっている 荷室の広さも特筆すべき利点 乗車したバギーをスライドドアから見た位置 前方になる後輪の位置が固定装置の位置になるので、前輪側はベルト付きフックで固定する バギー下段の荷台もリクエストを反映してできるだけ大型のものを設置できるように検討中 バギー下段の荷台の広さがわかるカット。現状のトレーは検討用の試作品 折り畳んだ助手席シートがわかる 車内後方から 2列目シートからならほぼ全身に手が届く 運転席からの視点 当日は通院してきた直接家族や医療関係者、補装具メーカーのスタッフなどにリサーチをおこなっていた 娘の受診で来訪した医療施設にて、車両展示とともにリサーチをしていた「Tellus-Lab」のスタッフと遭遇 バギーと車体の固定装置、登場が楽しみな製品だ プロトタイプの医ケア児/者むけバギーとともに、Tellus-Labのメンバーである、新事業企画部の鈴木啓人主任、後藤太一主幹、新美英生主任(向かって左から)。 Photo:NAKAMORI makoto この画像の記事を読む