バイクをカスタムしていて「ここにこんなパーツがあったらいいのに」とか、古いバイクを修理していて「純正パーツが生産終了してしまって修理ができない!」なんてことはないだろうか。最近では3Dプリンターの性能も飛躍的に向上して、樹脂パーツであればかなり使えるパーツが作れるようになった。しかし、強度や耐久性が必要な部分は金属製でないと使用できない部分も多い。これまでも金属パーツの製作を請け負ってくれる工場はあるにはあったが、部品の図面やCADデータが必要になるなど専門の知識や技術が必要なのはもちろん、注文できるロット数が数十個以上必要になるなど、なかなかハードルが高かった。

キャリパーサポートやホイールのカラーなども。
ペダルやリンケージを製作して自分だけのステップ周りに。
オイルクーラーアダプターなどの小物パーツも。
こだわりのマフラーステーで機能性と見た目も美しく。

2022年からサービスをスタートさせた「Co-In」は、ものづくりの街・東大阪を中心に、金属加工のプロフェッショナル企業が多数登録しているプラットフォームで、個人、企業を問わず金属素材でこんなものが作りたいという要望にオーダーメイドで応えてくれるサービス。図面やCADが扱えなくても、企業との細かな打ち合わせによって、希望するパーツを製作することができる。用途に合わせた素材選びから加工方法まで、プロフェッショナルと相談しながら作り上げることができるのだ。パーツだけでなく、特殊な工具やベルトのバックルなど、金属部品であればなんでも作りことができる。

大型のNC旋盤を使って本格的なパーツが作れる。

利用方法はインターネットのホームページから、まずは無料の会員登録を行い、どんなアイテムを作りたいのかを登録。製造を受け付けてくれる企業から連絡があったら、詳細な打ち合わせを行い、納期や価格も交渉。お互いが納得したら代金を支払って製造開始してもらうという流れ。位置からワンオフパーツを作るだけでなく、既存パーツの加工も請け負ってくれるので、パーツの流用や自分が使いやすいように加工することも可能。個人がワンオフで1つのパーツを注文するだけでなく、クラブ単位やショップからの数十個単位の生産も受け付けている。基本的には金属加工の部品製造が中心だが、プラスチック樹脂などの加工工場も紹介してくれる。

現物から3Dスキャナーでスキャンして絶版パーツを複製することも。
3Dスキャンデータを加工してオリジナルパーツ作りも。

費用は部品の形状や素材によって大きく変わってくるが、目安としてペダルやステップなどの機構系パーツであれば5万円から25万円程度、取付ステー類なら2万から8万円程度、カラーなどの小物加工なら7千円から3万円程度で製作することができる。どんな部品が欲しいのか、まずはプロに相談してみてはいかがだろうか。