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今日は何の日?

■3代目レクサスISにハイブリッドモデルを設定

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」

2013(平成25)年5月16日、トヨタは「レクサスIS」のモデルチェンジを行ない、3代目(国内では2代目)を発売した。最大のトピックは、ISとして初のハイブリッドモデル「IS300h」が設定されたことであり、その他にも走行性能を高めたスポーティ仕様「Fスポーツ」を展開して、スポーティな走りと環境性能の両立が図られた。

日本のレクサスブランド開業とともに日本デビューしたレクサスIS

1970年代後半から1980年代にかけて、日本車は優れた燃費と排ガス性能、低価格で米国市場を席巻した。次のステップとして、海外の高級車メーカーに対抗するため、まず1986年にホンダが米国で「アキュラ」を、1989年にはトヨタが「レクサス」、日産が「インフィニティ」といった海外向け高級車ブランドを立ち上げた。

レクサス立ち上げ時の最初のモデルは、大型高級セダン「LS400」で、日本では「セルシオ」として販売され日米で人気を獲得した。レクサスは、米国で高級車ブランドとして順調に立ち上がりブランド構築に成功した。

一方、国内でもメルセデス・ベンツやBMWなどの欧州車の人気が高まったことから、トヨタは対抗するために日本でも2005年8月30日にレクサスブランドを開業した。開業と同時に、「レクサスGS(2代目と3代目まで国内では「アリスト」で販売)」と「レクサスSC(3代目と4代目まで「ソアラ」で販売)」が発売された。

1998年にデビューしたFRスポーツセダン、トヨタ「アルテッツァ」

その1ヶ月後の9月には、モデルチェンジした2代目の「レクサスIS」を発売。1999年に誕生したレクサスISは、日本で前年の1998年10月にデビューしたFRスポーツセダン「アルテッツァ」の米国仕様だった。2代目へのモデルチェンジを機に、国内でもレクサスISを名乗ることになったのだ。したがって、この時点でアルテッツァはトヨタのラインナップから消えた。

プレミアムなスポーツセダンに変貌したレクサスIS

2005年にデビューした「レクサスIS350」

2005年9月に登場した2代目(国内は初代)「レクサスIS」は、日本ではアルテッツァの後継だが、ボディサイズはアルテッツァよりも全長で175mm、全幅で75mm、全高で20mm、ホイールベースは2730mmも大きくなり、レクサスブランドらしく大きくプレミアムなFRスポーツセダンへと変貌した。

スタイリングも新しいデザインとなり、扇子をイメージした細いクロムメッキに縦バーで構成されたラジエターグリルの中央にはレクサスの大きなエンブレムを装備。インテリアについても上質で快適さが追求され、インパネも高級感溢れる仕上がりとなっていた。

2005年にデビューした「レクサスIS350」に搭載された2GR-FSE型エンジン
2005年にデビューした「レクサスIS250」に搭載された4GR-FSE型エンジン

2代目レクサスISは、「IS350」と「IS250」の2種を設定。IS350は、最高出力318ps/最大トルク38.7kgmを発揮する3.5L V6 DOHCエンジン、IS250には215ps/26.5kgmの2.5L V6 DOHCエンジンを搭載。トランスミッションは6速AT、駆動方式はFRが基本だが、IS250には4WDも用意された。

車両価格は、標準グレード(FR)で390万円(IS250)/480万円(IS350)に設定。アルテッツァの最高級グレードと較べても100万円以上高額となった。

3代目はスピンドルグリルが採用され、ハイブリッドも追加

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」

2013年5月のこの日、「レクサスIS」は日本で初めてのモデルチェンジを行ない3代目となった。3代目は、「IS350」、「IS250」に走行性能を高めた“Fスポーツ”を広く設定するなど進化させるとともに、新たにハイブリッドモデル「IS300h」を追加し、ISのDNAであるスポーティな走りとデザインがブラッシュアップされた。

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」のコクピット

スタイリングは、レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルの採用でダイナミックさとスポーティさをアピール。加えてFスポーツ では、専用スポーツシートや可動式メーター、LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)を採用し、走りの楽しさを具現化した。

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」のパッケージング

IS350のエンジンは、先代と同じスペックの最高出力318ps/最大トルク38.7kgmの3.5L V6 DOHCエンジだが、組み合わせるトランスミッションは6速から8速ATに進化。IS250についても、先代から大きな変更はなく215ps/26.5kgmの2.5L V6 DOHCエンジンでトランスミッションは6速AT、いずれも駆動方式はFRと4WDが用意された。

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」のパワートレーン
2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」のパワートレーン

新たに設定されたハイブリッドモデルのIS300hは、178ps/22.5kgmの2.5L 直4 DOHCアトキンソンサイクルエンジンと143ps/30.6kgmのモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIシステムを搭載し、23.2km/L(JC08モード)の優れた燃費が実現された。

車両価格は460万~550万円(IS250)、520万~595万円(IS350)、480万~538万円(IS300h)に設定、先代よりも50万円以上高額となった。

2013年5月にデビューした3代目「レクサスIS」
2026年1月にデビューした4代目「レクサスIS」

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FRセダンと言えば、レクサスIS以外では今や国内ではトヨタ「クラウンセダン」と日産「スカイライン」くらいしか存在しない。FRセダン市場は模としては小さくなっているが、レクサスISにはあえてISを選ぶファンがおり、希少かつ貴重なスポーツセダンとして存在感を示している。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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