「ジョグE」は電動スクーターのスタンダードモデル。1充電後続距離は53km

「ジョグE」は、ジョグシリーズのスポーティなイメージを踏襲し、軽量コンパクトで足つきがよく、実用的でコストパフォーマンスにも優れた電動スクーターのスタンダードモデル。2025年12月からの東京・大阪での地域限定発売では車体のみの販売だったが、今回はバッテリーと充電器をセットして全国で販売する(車両本体のみの購入も可能)。

主な特徴は、①ストップ&ゴーの多い街中での移動に適した走行性能、②使いやすさを考慮した装備の充実、③これまでのヤマハスクーターで築いてきた普遍的なデザイン要素とEVとしての先進性を組み合わせたスタイリングなどが挙げられる。
日常使いに適した走行性能と航続距離
コンパクトなインホイールモーターを後輪に採用。パワーコントロールユニットがモーター出力を効率的に制御することで、1充電あたりの走行距離53km(30km/h定地走行)を実現。ストップ&ゴーの多い街中での移動に適した走行性能を備えている。充電は、車体から取り外した走行用バッテリーを外部電源につないだ充電器に接続。充電時間は、残量ゼロの状態から満充電まで約6時間だ。
使いやすさを考慮した装備の充実
前後連動ブレーキシステム、LEDを採用したランプ類、視認性に配慮したフルデジタルメーター、走行用バッテリーを1個搭載し小物の収納が可能なシート下スペース、USB Type-A端子に対応した充電ソケットを備えた500mlペットボトルが収納できるフロントポケットなど、日常使いに便利な装備が充実している。
ヤマハスクーターの普遍的なデザイン要素とEVの先進性を融合
ライダーと「ジョグE」の視覚的な一体感と、ハンドル操作に連動しヘッドランプが進行方向を照らす機能性、そして車体前方から後方へ流れるサイドライン。歴代のヤマハスクーターに共通する普遍的なスタイリングと、リヤのデカールなどで表現したグラフィカルなバーチカルラインのジオメトリックな組み合わせによる先進性を融合している。
カラーリングは、「ダークグレー(ディグニファイドグレーメタリック)と「ライトグレー(コンクリートグレー)」の2色。ダークグレーは、汎用性を考慮したブラックの車体色に、「E-Vino」や「E01」から引き継がれたシアンを差し色としてグラフィックに採用。ヤマハEVスクーターの系譜を継承したカラー。一方ライトグレーは、ソリッドなグレーで素材感を演出。個性を主張しながらも、加飾を排したパッケージングで幅広い層に受け入れられるカラーだ。

高エネルギー密度の48Vリチウムイオンバッテリー2個を直列接続した96V系EVシステムを採用。1充電走行距離は100km

ヤマハの業務用二輪車「GEAR(ギア)」は1994年に誕生した。ギヤチェンジが不要で運転しやすく、高い積載性と走行性を兼ね備えた初代モデル(BA50)は、多くの宅配業務で広く支持された。乗り降りしやすい車体や、低く広いリヤデッキ、50度のハンドル切れ角、事業者ごとの塗装に対応しやすい白色樹脂の外装などが評価され、新たな業務用二輪車市場を開拓。以後、市場ニーズを取り入れながら熟成を重ねてきた。

このたび2025年11月からの新しい排出ガス規制の適用に合わせ、同シリーズにも電動モデルを投入。それがこのたび発売となる「GEAREV(ギアレヴ)」だ。これにより環境規制をクリアし、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、変化する市場のニーズを捉えた新たな価値の創出を目指す。

「ギアレヴ」は、着脱式バッテリー「ホンダモバイルパワーパックe:」2個を動力用電源として走行する電動スクーター。低回転からトルクのあるモーターの特性を活かし、荷物積載時でも力強くスムーズな発進・登坂性能を発揮。高効率を追求した駆動電流の制御技術により、1充電あたりの走行距離は100km(30km/h定地走行テスト値)を実現する。

高エネルギー密度の48Vリチウムイオンバッテリー2個を直列接続した96V系EVシステムを採用。モーターはステーターとローターをアルミ製ケースに収めてユニット化し、メンテナンス性を向上させている。効率的な駆動電流の制御技術により緻密なトルク制御とエネルギー効率を両立し、低速時のスムーズな走行とリヤデッキ30kgフル積載時でも傾斜12度の登坂性能を実現している。
さらに、後ろに下がるときにモーターでアシストする「後進アシスト機能」を採用。車両が停止状態(EVシステム起動)にある時に、リバーススイッチとスタータースイッチを押すことで作動し、駐車場の出し入れや配達先での狭い場所、傾斜地などでの取り回しやすさに貢献する。

シート下スペースの左右に配置されたバッテリーは、ひとつのハンドルで連動して着脱・固定できる機構。充電は、車体から取り外した走行用バッテリーを外部電源につないだ充電器に接続する。ゼロの状態から満充電までの所要時間は約6時間だ。
ビジネスユースに便利な装備としては、以下が挙げられる。
・前後連動ブレーキシステム
・フロントバスケット取り付け位置の低床化に配慮したLEDヘッドランプ
・さまざまな情報が分かりやすく表示されるメーターパネル(スピードメーターや時計に加え、バッテリー残量表示、後進時に点灯するリバースインジケーター、サイドスタンドの起立時に点灯するサイドスタンドインジケーターなど)
・スマートフォンなどの充電ができるアクセサリーソケット

カラーリングには、EVのクリーンなイメージを想起させる「ホワイト」を採用。これまでのGEARシリーズのロゴをベースに、「E-Vino」や「E01」といったヤマハEVシリーズ共通のアクセントカラーであるシアンがグラフィックにあしらわれた。
なお、ギアレヴには大型フロントバスケット、大型リヤキャリア、ナックルバイザー、フットブレーキを追加装備した新聞配達用の「NEWS GEAREV(ニュース ギアレヴ)税込70万1800円」も設定される。



