お便り 高架下の大きな交差点、右折した直後の赤信号は進んでいいの?

投稿者:静岡県/さわやかLOVE

これは分かる。普通の交差点なら、青信号で右折して、横断歩道や歩行者などに注意しながら、そのまま進む。右折した先の信号が赤に見えても、通常は停止せずに進む場面が多いよね。ところが、都市高速や鉄道の高架下、中央分離帯が広い道路などでは話がややこしくなる。交差点そのものが大きくて、右折した直後にまた信号が見える。しかもそれが青だったり赤だったりする。こうなると「え、ここで止まるの? それとも右折の続きだから進んでいいの?」と迷ってしまうわけだ。

こういう場所って、夜中などクルマがまったく通らないと、お手本?がいないからなおさら判断に迷う。「止まって青を待つべきなのか、それとも進んでもいいのか」。そこで今回も、警視庁交通相談に聞いてみました。

「 大きな交差点の右折直後に、停止すべきか進んでもいいのか、実はすごく簡単に見分けられます。右折を完了した直後に、停止線があるかどうかで判断するのです。停止線がある場合は、停止線の手前で停止し、目の前の信号が青になるまで待たなくてはなりません。停止線がなかったり、線が破線(点線)だったりする場合は、車両や横断歩行者などがいなければそのまま右折してOKです」。

なるほど。見るべきポイントは、信号だけではなく停止線があるかどうかなんですね。

シンプルに言うと、右折した直後に実線の停止線があるなら、そこは新しく止まるべき場所。目の前の信号が赤なら、停止線の手前で止まり、青になるまで待つ必要がある。右折したばかりでも、その先に停止線があるなら「ここから先は別の信号に従う場所」と考えると分かりやすい。

右折直後に停止線がある場合は停止線手前で信号待ち。停止線がない場合や破線の場合は安全確認後に右折していい。

いっぽうで、右折した先に停止線がない場合や、線が破線、つまり点線のようになっている場合は、車両や横断歩行者などがいなければ、そのまま進んでOKという整理になる。破線は「絶対にここで止まれ」という線ではなく、安全確認の目安に近いものと考えるとイメージしやすい。

ただし、ここで大事なのは「進んでOK=いつでも突っ込んでOK」ではないということ。破線の場合でも、前方に車両や横断歩行者がいるなら、その手前で止まって待つ必要がある。交通量が多くて判断しにくい場合は、安全のために停車して、進行方向の信号が青になるまで待っても問題ないそうだ。

つまり、判断の流れはこう。まず、右折した直後に停止線があるかを見る。実線の停止線があるなら、赤信号では止まる。停止線がない、または破線なら、周囲の車両や歩行者を確認して、問題なければ進む。迷ったときは無理をせず、安全側に倒して待つ。これならかなり分かりやすい。

バイクの場合は、クルマよりも車体が小さいぶん、交差点内での位置取りや発進タイミングを周囲に読まれにくいことがある。特に大きな交差点や高架下では、信号や車線、停止線が複雑に見えるので、焦って判断しないことが大事だ。前のクルマについていけば大丈夫、ではなく、自分でも停止線と信号の関係を確認しておきたい。

なお、原付の二段階右折など、別ルールが絡む場合は話が変わる。今回の話は、通常の右折で交差点に入ったバイクやクルマを前提にしたものとして読んでほしい。

まとめると、右折直後の赤信号で迷ったら、まず見るのは停止線。実線の停止線があれば止まる。停止線がない、または破線なら、安全確認をして進む。ただし車両や横断歩行者がいるときや、交通量が多くて判断しづらいときは、無理せず待つ。これで、もう大きな交差点でも迷わないぞ!

まとめ

●右折直後に停止線があるかないかで判断。あれば信号待ち、なければ進んでOK

※この記事は月刊モトチャンプ2022年2月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】