新型 システム最高出力680PS、航続距離650km。立派なスペックだが、ボルボのフラッグシップSUVの本当の魅力は数字以外にあった!【ボルボEX90試乗】【写真・24枚目】 EX90はEV用の新プラットフォーム「SPA2アーキテクチャー」を採用。ボルボ初のソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)でもある。 凹凸を極力減らしたフラッシュサーフェイスデザインは、空気抵抗と風切り音の低減に効いている。リヤには縦型テールランプを現代的に再解釈したデザインを採用する。 フロントグリルはEVらしいシールドデザインとなっており、ミリ波レーダー、360度カメラ、超音波センサーを外観上目立たないように内蔵している。 7月8日に日本での発売が始まったボルボEX90。今回の試乗車は最上級グレードのUltra Twin Motor Performanceで、価格は1399万円。 ボディサイズは全長5035mm×全幅1965mm×全高1740mm(Plus Twin Motorは全高1745mm)、ホイールベースは2985mm。堂々たる体躯だが、見切りがいいので運転していて意外と大きさは気にならない。 Ultra Twin Motor Performance専用の5スポーク・エアロ22インチアルミホイール。タイヤはフロント265/40R22、リヤ295/35R22。Ultra系は電子制御式4輪エアサスペンション(デュアルチャンバー式)とFOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシーを標準装備し、ドライブモードや速度域に応じて車高と減衰力を自動調整する。 EX90のインストゥルメントパネル。ドライバーの正面には9インチのドライバーディスプレイ、センターには14.5インチの縦型タッチスクリーンを搭載する。 2列目まで倒せば最大2135L(VDA値)。2列目はほぼフラットな床となり、長尺物の積載にも対応する。 3列目はボタン操作で電動格納が可能。倒すと完全にフラットな床になり、荷室容量は697L(VDA値)に拡大する。 3列目を起こした状態でも荷室容量は324L(VDA値)を確保している。 Ultra系グレードは電動バックレスト・サイドサポートとリラクゼーション機能も標準装備する。 2列目は40:20:40の3分割可倒式で、前後独立スライド機構も備える。折りたたみ式アームレストとカップホルダーも備わり、長距離移動も快適。 3列目は身長170cmまでの2名が快適に座れる設計。ボルボは3列目についても1列目と同じ社内安全基準に基づいて衝突実験を実施しているという。 調光すると乳白色に変化し、日差しを和らげる。 Ultra系にはエレクトロクロミック機能付きパノラマ・ガラス・ルーフを標準装備。 ディスプレイいっぱいにGoogleマップを表示するモード。ボルボは業界内でいち早くGoogleを導入したブランドのひとつで、EX90ではインフォテインメントにGoogleがフル統合されている。 中央に自車のグラフィックを表示するモード。先進運転支援システムの状態がひと目で把握できる。 9インチのドライバーディスプレイは3モードから選択できる。もっともシンプルな表示では、車速、航続可能距離、バッテリー残量、シフトポジションが並ぶ。 ボンネット内には34Lのフロント・ロードコンパートメントを備える。ボンネット裏の設計を変更したことで、独立したリッドを持たない構造となった。 Ultra系にはBowers & Wilkinsハイフィディリティ・オーディオシステムを標準装備。ヘッドレストや天井を含むキャビン全体に25個のスピーカーを配置し、総出力は1610W。Dolby Atmosによる3D音場再現にも対応する。 ダッシュボードや前後ドアパネル、フロントシート背面に組み込まれたウッドデコは、バックライト付き。反射層、透明アクリル層、本物の木材層の三層構造で、暗くなるとスカンジナビアの家に着想を得た温かみのある光のパターンが浮かび上がる。 ヘッドライトを点灯すると、トールハンマーが上下に分かれ、間からヘッドライトが現れる。光源は1.3メガピクセル(130万画素)のハイディフィニション・ピクセルLEDで、Ultra系に標準装備される。 ボルボの象徴であるトールハンマー形状のデイタイムランニングライト。 この画像の記事を読む