ハイレート化の常識を覆す!
ジムニーのサーキットセッティングが新領域へ!直巻き対応で自由自在のレート選択
ジムニーでサーキット走行を楽しむユーザーが増える中、セッティングを煮詰めていくうえでネックとなっていたのが、スプリングの選択肢だ。これまでは純正形状のスプリングが基本で、サーキット走行を想定したハイレート化にも限界があった。

そんな状況を変えるべく、トライフォースカンパニーが開発したのが「レーシングスプリングキット」だ。最大の特徴は、ジムニーにクローズドエンドタイプの直巻きスプリングを装着できること。基本レートはフロント10kg/mm、リヤ14kg/mmだが、オプションで前後とも6・8・10・12・14kg/mmが用意され、車両の仕様や走行ステージに応じて幅広いセッティングが可能となった。

さらに、メインスプリングだけでなく、0.9kg/mmのヘルパースプリングもセット。高反発タイプを採用することで伸び側に90mmのストロークを確保し、ハイレートなメインスプリングを使いながらも、高い路面追従性を狙っている。

もちろん、スプリングをハイレート化するだけでは、その性能を最大限に引き出すことはできない。そこでトライフォースカンパニーと愛知県のジムニー専門店「イメージオン」が共同開発したのが、完全サーキット志向のサスペンションキット「G-effect 赤脚 JB-PRO」だ。
構想に3年、さらに開発に1年を費やした渾身のサスペンションで、ダンパーには20段の減衰力調整機構を採用。ハイレートスプリングに対応しながら、サーキットだけでなくストリートでの乗り心地にも配慮した、懐の深い特性に仕上げられている。

今回のテスト車両は、共同開発を行ったイメージオンのJB64Wデモカー。ノーマルエンジンにハイフロータービンを組み合わせ、トライフォースカンパニーのサクションなどを装着。ハイオク仕様で、ブースト圧1.2キロ時に約100psを発揮する。

そんなデモカーをターザン山田が全開インプレッション。まず基本設定のフロント10kg/mm、リヤ14kg/mmで走行した後、リヤを12kg/mmへレートダウンし、前後の減衰力も弱める方向へセット変更した。

「最初はサスが完全に勝っている印象だったね。ジムニーは重心が高いから、ハイグリップタイヤとの組み合わせでは横転にも注意が必要。リヤを12kg/mmに落として減衰も弱めたら、多少ダルにはなったけど、不安なく曲がれるようになったよ」とターザン山田。
一方、同じサスペンションを装着したJB74Wジムニー シエラでは、基本設定のフロント10kg/mm、リヤ14kg/mmが好印象だったという。トレッド幅や軸重などの違いによって最適なセットアップは変わるため、直巻きスプリングによる豊富な選択肢が大きな武器となる。

G-effect 赤脚 JB-PROの価格は39万3800円。レーシングスプリングキットのみの単体販売も行われており、JB74/64/43/23に対応し、価格は13万2000円だ。
限界値が高いからこそ、ドライバーのスキルや車両仕様、タイヤ、走行ステージに合わせたセットアップが重要になる新作サスペンション。直巻きスプリングの採用によって、ジムニーのサーキットセッティングは新たな領域へと踏み込んだ。
●問い合わせ:トライフォースカンパニー 長野県小諸市平原661-2 TEL:0267-31-0751/イメージオン 愛知県一宮市千秋町浅野羽根字妙興寺19-1 TEL:0586-75-4000
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