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今日は何の日?■2代目フィットに燃費を20%向上させるハイブリッド車追加

2010年(平成22)年10月8日、ホンダは2代目「フィット」のマイナーチェンジでハイブリッド車「フィットハイブリッド」を発売した。ハイブリッド車の燃費は30.0km/L(10・15モード)で、ベースのガソリン車の24.5km/Lに対して20%も燃費が向上した。
ヴィッツに対抗して大ヒットした初代フィット

1999年1月にデビューしたトヨタ「ヴィッツ」に対抗したホンダ「フィット」は、2001年6月にデビューした。ホンダ伝統の“MM(マンマキシマム・メカミニマム)”思想、すなわち“人のためにスペースは最大に、メカは最小に”に基づいて開発された。

最大の特徴は、コンパクトカーでありながら圧倒的なスペースユーティリティを実現したこと。通常は後席下に配置される燃料タンクを、前席下の車両中央に配置したセンタータンクレイアウトを採用し、ワンクラス上の低床室内空間を生み出したのだ。

パワートレーンは、新開発の最高出力86ps/最大トルク12.1kgmを発揮する1.3L 直4 SOHC i-DSIエンジンとCVTの組み合わせ。i-DSIは、1気筒の燃焼室に2つの点火プラグを対角に配置し、点火タイミングをずらすことで急速燃焼を実現する方式。これにより、燃費はクラストップの23km/L(10-15モード)が達成された。

また、優れたエンジン性能と軽量なボディが相まって、小気味よい走りも実現したフィットの2001年の販売は、半年足らずで10万台を超え、翌2002年は25万790台を記録。2年目でカローラを凌ぎ、ホンダとして初の登録車トップの座を獲得した。
キープコンセプトながらレベルアップを目指した2代目

大ヒットした初代「フィット」の後を継いで2007年10月に2代目がデビューした。開発コンセプトは、“ド真ん中の直球勝負”とし、デザイン、使いやすさ、動力性能、経済性について、全方位的な正常進化を図った。

ボディサイズは、初代に対して55mm長く、ホイールベースも50mm延長され、さらにトレッドもフロント35mmリア30mmそれぞれ広げられ室内スペースが広くなった。一方で、スタイリングはAピラーを先代に比べて120mm前方に移動させ、ノーズからルーフへとつながるシャープなウェッジシェイプが強調された。

インテリアについても、初代のアピールポイントだった多彩なアレンジが可能なウルトラシートが継承。さらに、操作方法を簡略化することによって、例えばリアシートのフルフラット動作は、ワンアクションで可能になった。
パワートレーンは、新開発の最高出力100ps/最大トルク13.0kgmの1.3L 直4 SOHC、ハイスペックグレードRS用の120ps/14.8kgmの1.5L 直4 SOHC i-VTECの2種エンジンと、CVT(FF)および5速AT(4WD)の組み合わせ。性能アップだけでなく、エンジンの効率向上やCVTの低フリクション化なども行ない、燃費も5%以上改善された。

車両価格は、2WD(CVT)仕様が119.7万~134.4円(1.3L車)/157.5万~178.5万円(RS:1.5L車)に設定。2代目フィットも引き続き、初代ほどではないが人気を獲得した。
2代目フィットにハイブリッド車を追加

2代目「フィット」の誕生から3年後の2010年10月のこの日、マイナーチェンジが行なわれハイブリッド車「フィットハイブリッド」が追加された。



注目のハイブリッドシステムは、「インサイト」と同じIMAシステムを採用。IMAハイブリッドは、エンジンをアシストする薄型DCブラシレスモーターをCVTとの間に挟み込み、モーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドである。IMAは、減速時にはモーターが減速エネルギーによる発電を行ない、搭載されている駆動用ニッケル水素電池に充電する。この電気を使ってモーターを駆動させ、エンジンの駆動力をアシストするのだ。
ハイブリッドシステムの出力は、最高出力88ps/12.3kgmを発揮する1.3L直4 i-VTECエンジンと、14ps/8.0kgmのモーターを組み合わせ、システム全体では98ps/17.0kgmを発揮する。燃費は、30.0km/L(10-15モード)で、ベースのガソリン車(24.5km/L)に対して20%ほど改良された。

ハイブリッド車の内外装は、ヘッドライトやフロントグリルなどに先進でクリーンなイメージを追求した専用エクステリアデザイン。インテリアについても、専用インテリアパネルや低燃費運転の状況を表示するアンビエントメーターなどを採用された。

車両価格は、159万円/172万円/210万円の3グレードで、比較的廉価な価格設定だった。
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当初ホンダは、フィットハイブリッドのように燃費向上効果は小さくてもコストのかからないIMAマイルドハイブリッドを展開。その後数種のハイブリッドシステムを採用していたが、2020年頃から2モーター式フルハイブリッドの“e:HEV“に集約した。現行フィットにも、e:HEVが搭載されている。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。


