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今日は何の日?■オフロード走破性とオンロード性能を高めた3代目ランドクルーザー・プラド

2002年(平成14)年10月7日、トヨタは3代目(120系)「ランドクルーザー・プラド」を発売した。3代目は、高剛性フレームを採用し、操縦性・走行安定性・静粛性を向上し、さらにセンターデフに新開発のトルセンLSDを採用して、オフロード走破性とオンロード性能を大幅に高めた。
パジェロを意識してライト感覚オフローダーとして誕生したランドクルーザー・プラド

初代「プラド」は、「ランドクルーザー・ワゴン(70系)」の派生車で、ライト感覚オフローダーとして1990年4月にデビューした。プラド誕生の背景には、当時パリダカでの活躍で人気が高まった三菱自動車「パジェロ」と、当時盛り上がっていたRVブームがあった。これらに対応するため、ハードなランクルよりややソフトで都会的なイメージを持つプラドが必要だったのだ。

プラドのスタイリングはパジェロに似ていたが、プラドの方がややオフロードイメージは強かった。ボディについても、パジェロと同じ3ドア5人乗りの2列ショートボディと、5ドア8人乗りの3列ロングボディが設定された。
パワートレーンは、最高出力97ps/最大トルク24.5kgmを発揮する2.4L 直4 SOHCディーゼルターボと5速MTおよび4速ATの組み合わせだが、1993年には新開発の130ps/29.5kgmの3.0L 直4 SOHCディーゼルターボに換装され、大幅なパワーアップが図られた。また駆動方式は、伝統的な副変速機付パートタイム4WDだった。
車両価格は、ランクルより安価な216万~296万円に設定。小振りで、走破性に加えて扱いやすいライト感覚のオールラウンダーとして国内外で人気を獲得。ちなみに、当時の大卒初任給は17万円程度(現在は、約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約300万~400万円に相当する。
オールラウンダーを目指した2代目プラド

1996年5月に、「ランドクルーザー・プラド」は初めてのモデルチェンジで2代目(90系)に移行した。初代のパートタイム4WDをフルタイム4WDに変更して、オン/オフロードまで快適な走りを楽しめるオールラウンダーを目指した。

ボディタイプは初代と同様ショートとロングだが、ショートは丸型ヘッドライトと黒の縦桟グリル、ロングは角型ヘッドライトにメッキ仕上げの横桟グリルと差別化され、両モデルとも標準グレード以外は全幅を拡げた3ナンバーボディとして迫力あるスタイリングとなった。
エンジンは、新たに最高出力185ps/最大トルク30.0kgmを発揮する3.4L V6 DOHCのガソリンを加え、先代から引き継いだ3.0L 直4 SOHCディーゼルターボは、インタークーラーの追加などにより140ps/34.0kgmまでパワーアップした。さらに、1997年には150psの2.7L 直4 DOHCのガソリンを、さらに2000年にはディーゼルが170psのコモンレール式に換装された。
車両価格は、ディーゼルエンジンの標準グレード(5速MT)のショート250.3万円/ロング268.9万円。単純計算では現在の価値で約297万円/319万円に相当する。
2代目プラドは、RVブームの後押しもあり好調な販売を記録した。ランドクルーザーに憧れていながらもちょっと敷居が高くて躊躇していたユーザーにとっては、プラドはバランスの取れた4WDオフローダーだったのだ。
さらに乗用車テイストを高めた3代目ランドクルーザー・プラド

2002年10月のこの日、「プラド」は3代目(120系)へとモデルチェンジした。ボディタイプは、引き続きショートとロングで、オンロード走行での快適性の向上を狙い、フレーム剛性を大幅に向上させた。

スタイリングは、太い縦基調フロントグリルと大きめのヘッドライトを装備して先代より高級なイメージとなった。一方で、ボクシーながらフェンダーの膨らみと高めの車高で、オフローダーらしい頑丈さをしっかり残した。
パワートレーンは、最高出力163ps/最大トルク25.1kgmを発揮する2.7L 直4 DOHC、185ps/34.0kgmの3.4L V6 DOHCの2種ガソリンエンジン、170ps/35.9kgmの3.0L 直4 SOHCインタークーラーディーゼルターボの計3種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、フルタイム4WDである。


また、センターデフに新開発のトルセンLSDを採用して、オフロード走破性・オンロード性能が大幅に向上。さらに高度な登降坂制御を行なうアクティブTRCを設定して走破性を高めた一方、オンロードの操縦性・走行安定性と乗り心地を向上させるH∞(インフィニティ)-TEMS(電子制御サスペンション)が採用された。
車両価格は、277万~346万円(ショート)/293万~399万円(ロング)に設定。プラドは、もともとライト感覚のオフローダーを目指して誕生したが、3代目(120系)はさらにその魅力を強め、家族で楽しめるSUVへと進化した。

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3代目(120系)ランドクルーザー・プラドは、ランクル伝統の本格クロカンの骨格を維持したまま、市場の要求に応える形で日常での使いやすさを高めたライト感覚のオフローダーである。この考え方は、2009年9月にモデルチェンジした4代目(150系)へと引き継がれ、さらにその魅力を高められた。
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