電動だから静かに乗れる、遊べる! 電動オフロードバイク「GOWOW ORI」はIPX7の耐水性&耐塵性を両立|大阪・東京モーターサイクルショー2023

中国生まれの電動オフロードバイク「GOWOW ORI(ゴーワオ・オーリ)」が大阪・東京モーターサイクルショーで日本初公開。GOWOW ORIは自社開発となるモーターや BMS(バッテリーマネージメントシステム)を採用。本格的なオフロード走行にも耐えられるよう「IPX7」相当の耐水性&防塵性も獲得。国内では「モータリスト合同会社」からリリースされる。
PHOTO&REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
モータリスト合同会社 https://motorists.jp/

GOWOW ORI(ゴーワオ・オーリ)……121万円(税込)

Gowow Dirt eBike – Ori, Let’s go wow!(Gowow Official)
ボディサイズは全長1900mmx全幅780mmx全高1100mm。最低地上高は280mm、軸距ホイールベースは1275mm、シート高は890mm、車両重量は73㎏。
スポークタイプのホイールは前19インチ・後18インチの異径サイズに設定。電動モーターからリアタイヤへの駆動はチェーンを採用。チェーンは通常とは逆の、進行方向右側にレイアウト。
タイヤサイズは前70/100-19、後3.50-18。
フルカバー化されたボディの中央部に大容量バッテリーを収納。

73㎏の超軽量ながら、最高出力はハイパワーの9kwを発揮

中国の北京を拠点とする新進の電動バイクブランド「GOWOW(ゴーワオ)」。同ブランドの第一号として市場に投入されたのが、写真の電動オフロードモデル「ORI(ゴーワオ・オーリ)」だ。

ORIのモデル名は「ORION」から。天空に輝くオリオン座は冬空の代表的な星座であり、東から登って西に沈むその姿は常に旅人や狩人の目標ともなってきた。

GOWOWの最初のATB(オールテレインバイク=全方位を楽しむことのできるバイク)としてデビューしたORIは、オリオン(オライオン)から想起されるように、地球の旅人たちに長く将来に渡り、その道しるべとなるようなライディングエクスペリエンスを提供できるバイクとして名付けられ。

軽量かつ直線的なデザインのボディは、フレキシビリティに富む高剛性のアルミニウム合金製。ロードスポーツモデルを彷彿させるツインスパーフレームに、ヘビーなバッテリーをバランスよく収納している。

ボディサイズは全長1900mmx全幅780mmx全高1100mm。最低地上高は280mm、軸距ホイールベースは1275mm、シート高は890mm。車両重量は73㎏の超軽量ながら、最高出力はハイパワーの9kwを発揮。上記動画を見てもお分かりの通り、その走りは非常にスポーティで軽快だ。

電動モーター&バッテリーは自社開発!4段階の走行モードを備えたアプリも導入

ボディはシートレールやダウンチューブへの剛性を上手く分散するとともに、フルカバー化することで、ダートバイクに求められる厳しい耐水性能や耐塵性能を両立。IPX7という高い水準を実現した。

特徴的な4リンクデザインのサスペンションも自社開発。高性能なバッテリーも自社開発のBMSを搭載し、限られたスペースながら大容量を確保。自社開発の高出力モーターもORIのキャラクターづくりに大きく貢献。

ORIは4つの走行モードを備えたアプリをスタンバイ。アプリはシーンに合わせたライディングが楽しめるほか、アップグレードにも対応できるのが嬉しいところだ。

バッテリーをフルカバー化することで、ダートバイクに求められる厳しい「IPX7」の耐水性能や耐塵性能を両立。
フロント部にはLEDヘッドランプを装備。
前後にブロックパターンタイヤやディスクブレーキを装備した本格的な足周り。
フロントフォークは高性能な倒立型を採用。
リアは自社開発した4リンクデザインのサスペンションを装備。リアディスクブレーキは進行方向の左側に配置。

GOWOW ORI(ゴーワオ・オーリ) 主要スペック

全長x全幅x全高 1900mmx780mmx1100mm
最低地上高 280mm
軸距 1275mm
シート高 890mm
車両重量 73㎏ 
サスペンショントラベル 200㎜ 
最高出力 9kw 
駆動軸トルク 420Nm 
駆動装置 420HO/13x48T
最大登坂角 55度
最高速 100㎞/h
航続距離 100㎞(WLTC)
バッテリー 73.8V38.4Ah
充電時間 3.5h
タイヤサイズ 70/100-19(F)、3.50-18(R)

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