目次
Lancia Ypsilon
車内をカスタマイズ可能な「S.A.L.A」
新型イプシロンは、新開発のインフォテインメント・システム「S.A.L.A」を搭載。「S.A.L.A.」は、ステランティス・ブランドで初めて、カメレオン&TAPE(テイラード・プレディクティブ・エクスペリエンス:Tailored Predictive Experience)技術を採用しており、オーディオ/空調/照明機能を一元化し、音声やスイッチひとつで車内環境を切り替えることができる。
イタリア語でリビングルームを意味する「SALA」だが、イプシロンに導入される「S.A.L.A」はサウンド・エア・ライト・オーギュメンテーション(Sound Air Light Augmentation:サウンド・エア・ライトの増強)を意味し、ランチア独自のスタイルにより、快適なドライビング体験を生み出すための重要なテクノロジーとなる。
「S.A.L.A」は、カスタマイズ可能な専用アプリベースのインフォメントシステム。コクピットには2基の標準HDスクリーンを備え、メイン画面は「サウンド/エア/ライト」のコントロールパネルとして機能。これらのパラメータを変更することで、車内の雰囲気を簡単にパーソナライズすることができる。
カッシーナとのコラボレーション
2024年2月にワールドプレミアされる新型イプシロンは、イタリアの高級家具ブランド「カッシーナ(Cassina)」とコラボレーションにより、「イプシロン カッシーナ リミテッド エディション(Ypsilon CASSINA LIMITED EDITION)」のデビューも予定している。
イプシロン カッシーナ リミテッド エディションは、フル電動パワートレインを搭載し、ランチアの創業年にちなんで1906台を限定販売。専用のエクステリアや、カッシーナが手がけたインテリアが採用される他、1906台それぞれにシリアルナンバーが入れられる予定だ。
ランチアのルカ・ナポリターノCEOは、新型イプシロンについて次のように説明を加えた。
「新型イプシロンは、新開発のインフォテインメントシステム『S.A.L.A.』を搭載した初のモデルとなります。S.A.L.Aは、ドライバーとパッセンジャーが車内環境を、自分の好みに変更するこができます。専用スイッチに触れるか、音声で指示するだけで、オーディオ、空調、照明機能を一元化し、車内環境を調整することができるのです」