「日産 GT-R NISMO」と「シボレー コルベット Z06」のスペック比較

日米最強スーパースポーツ「日産 GT-R NISMO」と「シボレー コルベット Z06」のスペックと価格を比較

日産 GT-R NISMOとシボレー コルベット Z06
日産 GT-R NISMOとシボレー コルベット Z06
日産におけるGT-Rとシボレーにおけるコルベットは、それぞれのブランド・イメージをリードする存在という意味でよく似ている。そんな両車の最強モデルである「GT-R NISMO(MY2024)」と「コルベット Z06」をスペック面から比較してみたい。

NISSAN GT-R NISMO
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CHEVROLET CORVETTE Z06

より「ワイド&ロー」なのはコルベット Z06

マッシブなスタイリングが特徴の「GT-R NISMO」に対し、「コルベット Z06」はスーパーカーらしい王道のデザインを持っている。

実際、両車のディメンションを比べると、全長やホイールベースはそれほど大きな違いが見られないが、コルベット Z06のほうが全幅が大きく、全高が低い。この「ワイド&ロー」なスタイリングが、コルベット Z06の大きな魅力となっていることは言うまでもない。

一方、車両重量は同値だ。タイヤサイズは特にリヤタイヤのトレッド幅に関してはコルベット Z06がGT-R NISMOを圧倒している。

日産 GT-R NISMO(MY2024)

ボディサイズ=全長4700mm×全幅1895mm×全高1370mm
ホイールベース=2780mm
車両重量=1720kg
タイヤサイズ=255/40ZRF20(前)/285/35ZRF20(後)

シボレー コルベット Z06

ボディサイズ=全長4685mm×全幅2025mm×全高1225mm
ホイールベース=2725mm
車両重量=1720kg
タイヤサイズ=275/30ZR20(前)/345/25ZR21(後)

パワートレインにはそれぞれの「思想」が感じられる

パワートレインには、それぞれの「思想」の違いがはっきりと見て取れる。たとえば、GT-R NISMOに搭載されるのは「VR38DETT」と呼ばれるツインターボエンジンだが、コルベット Z06には現代ではめずらしくなった大排気量の自然吸気エンジンが搭載される。

さらに、GT-R NISMOがフロントにエンジンを置くのに対し、コルベット Z06は現行モデルよりミッドシップとなった。これらの違いが、両車のスタイリングやキャラクターの違いを生み出す源泉となっていることは言うまでもないだろう。

日産 GT-R NISMO(MY2024)

エンジン形式=V型6気筒ツインターボエンジン
排気量=3799cc
最高出力=600PS/6800rpm
最大トルク=652Nm/3600-5600rpm
トランスミッション=6速DCT
駆動方式=AWD

シボレー コルベット Z06

エンジン形式=V型8気筒自然吸気エンジン
排気量=5454cc
最高出力=646PS/8550rpm
最大トルク=623Nm/6300rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD

コルベット Z06は「バーゲンプライス」?

それぞれのブランドにおけるフラッグシップモデルという位置付けの両車であるだけに、その価格も堂々たるものだ。ただ、双方の価格を比較すると、コルベット Z06のほうがGT-R NISMOよりもおよそ500万円ほど低く設定されている。

どちらも価格相応のパフォーマンスを持っているのはもちろんだが、そのなかでも特に、コルベット Z06の価格はバーゲンプライスと言えるかもしれない。

車両本体価格

日産 GT-R NISMO 3008万5000円
シボレー コルベット Z06 2500万円

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