新型「ベントレー コンチネンタルGT」が日本デビュー

新型「ベントレー コンチネンタルGT」が早くも日本導入「新開発4.0リッターV8ツインターボを搭載するPHEV」

左からベントレーモーターズアジアパシフィックのリージョナルディレクターであるニコ・クールマン、ベントレーモーターズのチーフ・コミュニケーション&D&Iオフィサーを務めるウェイン・ブルース、ベントレーモーターズジャパン代表の遠藤克之輔。
左からベントレーモーターズアジアパシフィックのリージョナルディレクターであるニコ・クールマン、ベントレーモーターズのチーフ・コミュニケーション&D&Iオフィサーを務めるウェイン・ブルース、ベントレーモーターズジャパン代表の遠藤克之輔。
先日ワールドプレミアされたばかりの第4世代となる新型「ベントレー コンチネンタルGT」の発表会が東京・竹芝で行われた。6.0リッターW12に替えて、4.0リッターV8ツインターボ、しかも新開発PHEVパワートレイン搭載モデルである。

BENTLEY CONTINENTAL GT

105年の歴史上もっともパワフル

2003年に新世代ベントレーの先駆けとして登場した「コンチネンタルGT」の、第4世代モデルのジャパンプレミアが、『Start Something Powerful』と銘打たれて開催された。ワールドプレミアは6月25日なのでそのわずか2日後の本邦初披露となるのは、日本市場を重視するベントレーモーターズの姿勢を表している。

新型コンチネンタルGTは、新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジン(最高出力600PS、最大トルク800Nm)に400Vモーター(同190PS、同450Nm)を組み合わせたPHEVとなり、システム最高出力782PS、同最大トルク1000Nmを発揮するAWD車だ。最高速は335km/h、0-100km/h加速3.2秒というスーパースポーツカー級の性能を発揮する。ベントレーの105年の歴史上もっともパワフルで、もっともダイナミックな性能を持つロードカーだと謳う。

ベントレーを象徴するハンドクラフトの贅沢さと卓越した素材はそのままに、もっともサステナブルなモデルでもあるという。PHEVモデルゆえにEV走行も可能で、リヤアクスルに搭載される電力量25.9kWhバッテリーによってEV走行可能距離は81km(EUドライブサイクル)、内燃機関とのトータルで859km走行可能だという。燃費は従来の6.0リッターW12モデルよりも約10%改善されたという。

史上初のコンバーチブル同時発表

搭載されるのは4.0リッターV8ツインターボだが、その性能故、コンチネンタルGTとしては最高グレードに与えられる「スピード」のグレード名が与えられた。これは6.0リッターW12ツインターボエンジンが生産終了となり、そういった高性能モデルを愛好するファンが次のモデルを選択しやすいように最初の選択肢として用意したという。今後、中間グレードやエントリーグレードモデルが順次追加されるという。

新型エクステリアの最大の特徴は、これまでの4灯ヘッドランプから、ヘッドライトバーが内蔵されフォーカスアイと呼ばれる2灯に改められたことだ。これまでのコンチネンタルGTと同様にヘッドランプの中はカットクリスタルなど趣向が凝らされた複雑なデザインを採用、それ以外にもトランクに内蔵されたリヤスポイラーや、同じく複雑な造形を持つリヤランプが採用されている。

なお、今回日本で披露されたのは、コンバーチブルモデルとなる「コンチネンタルGTC」で、クーペとコンバーチブルが同時に発表されるのもコンチネンタルGT史上初となるという。生産は英国クルーのファクトリーで第3四半期に始まり、日本への導入は2025年第1四半期が予定されている。

PHOTO/GENROQ、ベントレーモーターズジャパン

車両本体価格(税込)

コンチネンタルGTスピード 3930万3000円
コンチネンタルGTCスピード 4312万円

6.0リッターW12に別れを告げ、ついに4.0リッターV8ウインターボ+モーターのPHVへと進化を遂げた新型コンチネンタルGT。最終段階のプロトタイプに試乗することが叶った。

4代目となる新型「ベントレー コンチネンタルGT スピード」に衝撃試乗「最高出力782PSの驚異的性能」

4代目となる新型コンチネンタルGTおよびGTCの試乗が叶った。新型コンチネンタルGTはPHVとなり、その圧倒的な性能の進化ゆえ、最初のモデルから「スピード」の車名を冠する。(GENROQ 2024年8月号より転載・再構成)

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