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BENTLY New Electric Urban SUV
カイエンのミュールボディを纏ったベントレー

雪のフィンランドで走行テストを行ったプロトタイプは、これまでに目撃された「ポルシェ カイエン」エレクトリックに見える。しかし、イギリスのナンバープレートを装着していることから、フォルクスワーゲン傘下で唯一の英国企業であるベントレーの開発車両と考えられる。
イギリスで運転免許を管理するDVLAのウェブサイトには、「DC24EKA」というナンバープレートを付けた黒いプロトタイプ車両が昨年7月に登録されており、製造元はベントレーと記載されている。CO2排出量は0g/kmと記載されており、排気管も見えないことからBEVであることは間違いない。
カイエン エレクトリックとプラットフォームを共有


ベントレーは「高級アーバンSUV」と表現するブランド初のEVを2026年後半にお披露目することを既に発表している。「ベンテイガ」がカイエンとプラットフォームを共有しているのと同様に、ベントレー初のEVは、近く登場する「カイエン エレクトリック」と同じアーキテクチャを採用する。すでに「マカン エレクトリック」、アウディの「Q6 e-tron」「A6 e-tron」で使用されている「PPE」を拡張したプラットフォームとなるだろう。
パワーユニットは少なくとも640PS超に?

ベントレーは同社初のEVが既存のモデル(ベンテイガ、コンチネンタル、フライングスパー)に取って代わるものではないと述べている。フランク-シュテフェン・ ヴァリザーCEOは、このEVを「初の真のラグジュアリーアーバンSUV」として、新しいセグメントを生み出すモデルだと述べている。
パワートレインの詳細についてはわかっていない。ちなみに全長4.78mの最もパワフルな「マカン エレクトリック」には、100kWhのバッテリーとトータルで最高出力639PS(470kW)を発生するデュアルモーターが搭載されている。