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BMW 2 Series GranCoupe
全幅1800mmを堅持


今回日本初披露された新型「BMW 2シリーズ グラン クーペ」は、ドライブトレインやサスペンションが刷新され、ドライビングプレジャーが進化したという。
2019年にデビューした2代目「2シリーズ グランクーペ」が、5年でフェイスリフトを実施した。しかしロングノーズ&ショートオーバーハングで、なだらかに流れるルーフラインを経て、リヤへと絞り込まれたフォルムによって、アスリートのようなシルエットは健在。ボディサイズは全長で10mm長く(4550mm)、全高で5mm高く(1435mm)なったものの、全幅1800mmを堅持して、日本で好評の使い勝手は維持した。
日本には3グレードが導入




日本市場でラインナップされるのは、「220 グランクーペ(以下、220)」「220d グランクーペ(以下、220d)」「M235 xDrive グランクーペ(以下、M235 xDrive)」3グレードで、220と220dには、高効率48Vマイルドハイブリッドシステム(BSG)が組み合わせられる。
1.5リッター直列4気筒ガソリンターボを搭載する220は、システム最高出力170PS/5000rpm、同最大トルク280Nmのベースグレード。220dは2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボを搭載し、システム最高出力163PS/4000rpm、同最大トルク400Nm/1500〜2500rpmを誇るディーゼルモデル。トップグレードとなるM235 xDriveはパフォーマンスを大幅に強化。最高出力300PS(221kW)、最大トルク400Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ターボを搭載し、0-100km/h加速4.9秒という瞬足を誇る。
すべて変速機は7速DCTが組み合わせられ、駆動方式は220と220dがFWDで、M235 xDriveのみAWDとなる。ホイールは全グレード標準で18インチのMライト・アロイ・ホイールYスポーク、オプションで19インチのMライト・アロイ・ホイールYスポーク(あるいはMライト・アロイ・ホイール・マルチスポーク)を選択可能だ。
3月から「BMWアイコニック・グロウ」も







トップグレードの「M235 xDrive グランクーペ」を除き、キドニーグリルは、1シリーズ同様に縦と斜めのバーを組み合わせたデザインに変更され、バンパーの大型エアインテークにより、低重心かつ路面に吸い付くような安定感のあるフロントセクションを実現したという。
これまで上位モデルに採用されてきたキドニーグリルの輪郭照明「BMWアイコニック・グロウ」が、この2シリーズ グランクーペにも3月から追加される予定で、関係筋によると以降他のモデルにも順次採用されるという。
インテリアはコクピット中央に「BMWカーブドディスプレイ」を配置。新デザインのギヤシフトセレクターが、インテリアに先進的な雰囲気をもたらす。長距離走行における高い快適性を実現したと謳う新設計のシートは、標準仕様がヴェガンザ/アルカンターラ仕様で、他にオプションが4種類用意されている。