「ベンテイガ S」と「ベンテイガ アズール」にPHEV仕様を追加

EVモードで40km以上の走行が可能な「ベントレー ベンテイガ ハイブリッド」の選択肢が豊富に

待望のハイブリッドパワートレインを搭載した「ベンテイガ S(左)」と「ベンテイガ アズール(右)」。
待望のハイブリッドパワートレインを搭載した「ベンテイガ S(左)」と「ベンテイガ アズール(右)」。
ベントレーモーターズは、ベンテイガ・ファミリーにふたつのハイブリッドモデルを追加した。「ベンテイガ S ハイブリッド」と「ベンテイガ アズール ハイブリッド」の投入により、ベンテイガの全ラインナップの50%(14モデル中7モデル)がハイブリッドパワートレイン搭載モデルとなった。

Bentley Bentayga S Hybrid / Azure Hybrid

ふたつの異なる“味”を持ったハイブリッド

ベントレー ベンテイガ S ハイブリッドのエクステリア。
スポーティな「ベンテイガ S(写真)」と、安らぎやウェルネスを求めた「ベンテイガ アズール」という、異なる味付けを持つプラグインハイブリッドモデルが追加された。

ベンテイガ ハイブリッドは、3.0リッターV型6気筒ガソリンエンジンに加えて、電気モーターと18.0kWhバッテリーを搭載。ほぼ無音のゼロエミッション「EVモード」から、モーターならではのスリリングなフルスロットル加速まで、優れたパフォーマンスを発揮する。

今回、対照的なキャラクターを持つベンテイガ Sとベンテイガ アズールに、PHEV仕様を追加。最高出力462psのハイパワーに相応しいスポーティなデザインを求めるカスタマーには「ベンテイガ S ハイブリッド」。一方、“ウェルネス(よりよく生きること)”を優先するカスタマーには、静寂と安らぎのオアシスをもたらしてくれる「ベンテイガ アズール ハイブリッド」が用意された。

どちらのモデルもゼロエミッションの「EVモード」では27マイル(約43㎞)以上の走行が可能。ベントレーのオーナーが期待するエフォートレスな走りを実現することができる。

4.0リッターV8仕様と同様のスポーティな味付け

ベントレー ベンテイガ S ハイブリッドのエクステリア。
4.0リッターV型8気筒ツインターボを搭載するベンテイガ Sと同様に、ベンテイガ S ハイブリッドもエンジンサウンドなど、スポーティな味付けが採用されている。

2022年初めに導入された「フライングスパー S ハイブリッド」に続き、新型「ベンテイガ S ハイブリッド」が導入されたことで、ベントレーの4ドアモデル、フライングスパーとベンテイガの「Sモデル」で、電動パワートレインを選べることになった。

搭載されるハイブリッドパワートレインは、3.0リッターV型6気筒TFSIガソリンエンジンに100kW電気モーターを組み合わせ、最高出力462psを発揮。0-100km/h加速は5.3秒、最高速度254km/hを達成する。電気モーターは0回転から最大トルクを発揮するため、スタート時から強大なパワーとトルクを実感することができる。

ベンテイガ S ハイブリッドは、4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した「ベンテイガ S」と同様、魅力的なドライブ体験を提供。ダイナミックな「スポーツ」モード選択時は、V6エンジンに加えて、Sモデル独自のハイブリッド・スポーツエキゾーストが、室内にダイナミックなエンジンサウドを響かせる。このエンジンサウンドは、前席と後席で異なる効果をもたらすようチューニングすることも可能となっている。

ブラックで引き締められた「S」のエクステリア

ベントレー ベンテイガ S ハイブリッドのエクステリア。
ベンテイガ S ハイブリッドは、各パーツをポリッシュメタルからブラックに変更する「ブラックライン・スペシフィケーション」を採用。引き締まったスポーティなエクステリアを完成させた。

ベンテイガ S ハイブリッドが持つパフォーマンス志向のキャラクターは、エクステリアからも見てとれる。ベントレーの全Sモデルと同様、ドラマチックな「ブラックライン・スペシフィケーション」がチョイスされ、ベントレーの「ウィング」バッジを除くすべてのエクステリア・ライトウェアが、ポリッシュメタルからブラックに変更される。

ブラックのサイドシル、ドアミラー、ダークティント・ヘッドランプ、ブラック・ラジエターグリル、サラウンド、スピードスタイル・フロントバンパーが、スポーティな雰囲気を高めている。

足元には、シルバー/ブラック/ブラック&ポリッシュメタル仕上げから選択可能な「ディスティンクティブ・22インチホイール」を装着。精悍なホイールがレッド・ペイントのブレーキキャリパーと明確なコントラストを生み出している。リヤセクションは、スピード・スタイルのテールゲート・スポイラー、ダークティント・リヤランプ、ブラック・スプリットオーバルテールパイプなどが、スポーティなビジュアルを完成させている。

モータースポーツの雰囲気を持つインテリア

ベントレー ベンテイガ S ハイブリッドのインテリア。
モータースポーツの世界観を思わせる、大胆なカラーコントラストが採用された「ベンテイガ S ハイブリッド」のコクピット。

インテリアは、英国・クルーの本社ファクトリーで完璧に仕上げられたハイドと、モータースポーツの雰囲気をもたらす新素材ダイナミカが組み合わせられ、大胆かつユニークな現代的インテリアが実現。カラーバリエーションも豊富に用意されており、カスタマーの希望に合わせてスポーティな雰囲気のインテリアを演出する。

ベンテイガ スピードのような「パフォーマンス」デザインのダイヤルが採用され、ドライバー用デジタルメーターには、レブカウンター内に「PHEVパワーメーター」を追加。さらに、フルーテッドシート、フェイシアの「S」エンブレム、照明付きトレッドプレートとヘッドレストが、アズール ハイブリッドの違いとなる。

乗り心地とNVHを求めた「アズール」

ベントレー ベンテイガ アズール ハイブリッドのエクステリア。
健康で健やかな生活を求める「ウェルビーイング」をテーマに掲げたアズール・シリーズ。ベンテイガ アズール ハイブリッドでも、そのコンセプトが追求された。

2022年から導入されたベントレーのアズール・ラインは、スリリングなパフォーマンスを発揮しながら、パッセンジャーの健康と快適性を最優先し、距離に関係なくすべての旅をリラックスした体験にすることを追求している。

「ベンテイガ アズール ハイブリッド」は、ドライバーと同乗者が完璧に静寂が保たれたキャビンでドライブを楽しむことができる。郊外まで足を伸ばせば、3.0リッターV型6気筒ガソリンエンジンと電気モーターのパワフルな組み合わせによる、静かで洗練されたドライビングエクスペリエンスを得られるだろう。

ベントレーは、車内でリラックスするために最も重要なのは、乗り心地とNVH(Noise, Vibration and Harshness:騒音、振動、ハーシュネス)だと考えている。数千人の対象者を4年間にわたって追跡調査した結果、70デシベル(dB)以上の交通騒音にさらされた人は、うつ病になるリスクが65%高いことが分かったという。

他のアズール・モデルと同様、ベンテイガ アズール ハイブリッドも、デザイン、テクノロジー、クラフトマンシップの組み合わせにより、パッセンジャーの健康を徹底的に追求。フロントシート・コンフォート仕様では、最大22ウェイまでの調整が可能で、ヒーターとベンチレーション機能により、ドライブ中も快適性と集中力を保つのに最適な体温を維持してくれる。

エレガントな仕上げのインテリア

ベントレー ベンテイガ アズール ハイブリッドのインテリア。
ベンテイガ アズール ハイブリッドのインテリアには、伝統的な趣を持つ「ウェルネス・キルティング」をチョイス。落ち着いたエレガンスを室内にもたらしている。

ベンテイガ アズール ハイブリッドは「ウェルネス・キルティング」が採用されており、精密に作られたダイヤモンドキルトの張り地が、視覚的・触覚的な楽しさを提供。ダークウォルナット/クラウンカットウォルナット/コアの3種類から選べるオープンポアウッドパネルは、ベントレーの光沢ウッドの代わりに、落ち着いたソフトなサテンの光沢を備えている。

アズールのカスタマーは、15色のハイドカラーとカラースプリット、コントラストステッチが標準装備となり、シートパイピングを無償オプションで追加することが可能。アズールのエンブレムはフェイシア、イルミネーテッドトレッドプレート、シートエンブロイダリーにあしらわれた。インテリアの仕様を完成させるのは、ベントレー「B」フットペダル、ムード照明、ヒーター機能付き「デュオトーンステアリングホイール」となる。

ベンテイガ アズール ハイブリッドのエクステリアは、ブライトクロームのロアバンパーグリル、アズールバッジ、22インチ10本スポークホイール、ベントレー「ジュエル」フィラーキャップなどを採用。ベンテイガのライナップの中でも、特にエレガントな仕上げが施された。

ベントレー ベンテイガ EWBのフロントビュー

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