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さらに強化される急速充電網
アウディ ジャパンは、日本におけるBEVのさらなる普及を促進するべく、150kW急速充電ネットワーク強化することで、充電ネットワークの拡充を目指している。具体的には2022年度末に全国ディーラーのe-tron店に52基設置される150kW急速充電機を、2023年度末には102基に増やす予定である。
さらにアウディとポルシェでスタートした急速充電機を融通し合う枠組みの「プレミアムチャージングアライアンス(PCA)」に、フォルクスワーゲンを加えることで、ドイツ車3ブランドによる90〜150kWの急速充電機ネットワークを整えるという。これによって日本において210拠点、222基とする予定だ。
ドイツとスイスに続く都市型充電設備も予定
今回アウディ ジャパンが事業提携を結ぶパワーエックス社は、自社で開発している240kW充電が可能な超急速充電機「Hypercharger」(以下、ハイパーチャージャー)を全国102店舗のe-tron店に導入するという。自社開発かつ国内生産というハイパーチャージャーは、充電最大出力240kWを誇る急速充電機だ。
従来の急速充電機は高圧受電設備が必要だったが、最大電力量320kWhの大型蓄電池を内蔵することで低圧受電でも成立する構成としたため、建設コストや設置スピードが低減できるという。太陽光といった再生可能エネルギーを蓄電できるという。
さらに「Audi Charging Hub(アウディチャージングハブ)」という都市型急速充電ステーションも都内に建設予定だ。すでにドイツ・ニュルンベルクやスイス・チューリッヒに設置されるアウディチャージングハブは、2450kWhの電力量で最大6台のe-tronに1000kWで充電可能だという。蓄電用のバッテリーは廃棄されたテスト車両などから取り出されたリサイクルリチウムイオンバッテリーを二次使用するなど、リサイクルにも気を使っている。
「航続距離を伸ばして、急速充電器も増やして・・・」アウディのBEVへの積極的な取り組み
アウディジャパンは、今年1月に発表したアウディQ4 e-tronおよびQ4スポーツバックe-…