世界的なパーツブランドは何を展示したか検証する【東京オートサロン2023】

総力を結集した一流パーツブランドの進化は止まらない?【東京オートサロン2023】

Anijaとともにラ フェラーリ、カレラGT、ウラカン・スーパートロフェオ、マクラーレンP1、マクラーレン675LTという5台を並べたロベルタ。
Anijaとともにラ フェラーリ、カレラGT、ウラカン・スーパートロフェオ、マクラーレンP1、マクラーレン675LTという5台を並べたロベルタ。
日本はおろか世界で認められる一流ブランドを取り上げよう。東京オートサロンは、これら魅惑のブランドの新製品を間近に見て、たくさんの情報を得られるのが大きな魅力だ。

PARTS BRAND

ROBERUTA

世界遺産級にあるスーパーカーが勢揃い

世界遺産級のスーパーカーを並べるブースを展開するロベルタ。

スーパーカー勢の中ではすっかり定番アイテムとなったのがロベルタリフターシステムだ。スイッチひとつで瞬時に車高を上げることができて走行性能も犠牲にしないためにストリートで重宝される。そんなロベルタはいつも世界遺産級のスーパーカーを並べるブースを展開するが、今年もその例に漏れず。Anijaとともにラ フェラーリ、カレラGT、ウラカン・スーパートロフェオ、マクラーレンP1、マクラーレン675LTという5台を勢揃いさせた。この光景は圧巻のひと言。リフターシステムだけでなく、ラッピング術などのコーディネートも見ものだ。

KW automotive

ユーザーごとに異なるベストアンサーを提供する

足まわりの観点から「ユーザーごとに異なるベストアンサーを提供する」というポリシーを貫くようなKWブース。

KWオートモーティブジャパンは例年同様に多種多様なKWラインナップを展示し、来場者とのコミュニケーションに力を入れる。足まわりの観点から「ユーザーごとに異なるベストアンサーを提供する」というポリシーを貫くようなブースだ。さらにサブブランドのSTサスペンションも注目されたほか、今年はグループ内にあるBBSジャーマニーホイールにも熱い視線が注がれた。KWジャパンの母体となるのは今年で創業100周年を迎える橋本コーポレーション。下に取り上げるアクラポビッチやブレンボ、CSFなどをコラボさせたデモカーも勢揃いした。

AKRAPOVIC

間近で見て感じるチタニウム芸術

薄肉軽量にして性能向上に寄与し、官能的なサウンドを奏でる評判のチタンエキゾーストシステムを展示。

アクラポビッチはコートナーのG82型M4を用いて持ち前のチタンエキゾーストシステムを提案した。薄肉軽量にして性能向上に寄与し、官能的なサウンドを奏でる評判の逸品だ。また、実物展示こそなかったものの、リヤウイングのようなエアロダイナミクスパーツにも進出すると発表された。今後は吸気効率と空力性能、その双方からパフォーマンスアップを狙うようだ。EVの普及が進んでもアクラポビッチの勢いは不変だと再確認した。

brembo

車種別専用設計で理想のブレーキを

ブレンボのアフターマーケット向け製品「スポーツ」「GT」「ピスタ」はアップグレードプログラムと呼ばれる。

ブレーキシステムの大巨頭であるブレンボのアフターマーケット向け製品。現在はアップグレードプログラムと呼ばれ「スポーツ」「GT」「ピスタ」に大別される。「スポーツ」はTY3ディスクローターに交換するもの、「GT」は総合的なブレーキシステムとなり、既存のGTキットに相当する。「ピスタ」はそれをサーキットユースに特化させたものだ。アプリによって手にした商品が本物かどうか判別できるブレンボチェックも導入される。

CSF

80年の歴史を持つアメリカの冷却術

チャージエアクーラーマニホールド、ハイパフォーマンスヒートエクスチェンジャー、ATオイルクーラーの新製品を展示したCSF。

1940年代からラジエーターなど冷却部品を作り続けてきた老舗がCSFだ。現在はアフターパーツとしてインタークーラーやヒートエクスチェンジャー、強化オイルクーラー、DCTオイルクーラーなどを展開する。今年はチャージエアクーラーマニホールド、ハイパフォーマンスヒートエクスチェンジャー、ATオイルクーラーの新製品を展示。この3つは「G8Xパワークーリングパッケージ」と呼ばれる。高温多湿の日本では特に重宝するチューニングパーツだ。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)、上之園真以(Mai AGENOSONO)
PHOTO/白谷 賢(Ken SHIRATANI)、平野 陽(Akio HIRANO)、土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)、山本佳吾(Keigo YAMAMOTO)
MAGAZINE/GENROQ 2023年3月号

アウトドアブームを象徴するようなエクシズルラインのブース構成は注目の的だった。

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中三川大地