【スクープ!】次期型「ポルシェ 911 GTS」はハイブリッドパワートレインを採用?

【スクープ!】「ポルシェ 911 GTS」がマイナーチェンジで大型リヤウイングを装備する?

911 GTSのフェイスリフトと思われるテスト車両がニュルブルクリンク周辺で走行している姿を捉えた。
911 GTSのフェイスリフトと思われるテスト車両がニュルブルクリンク周辺で走行している姿を捉えた。
ドイツ・ニュルブルクリンク近郊で、所々を黒いテープでカモフラージュした「ポルシェ 911」が走行する姿が目撃された。確証はないが、このテスト車両は「911 GTS」のアップデート仕様であると思われる。

PORSCHE 911 GTS

目をひく大型の固定式リヤウイング

今回のスパイショットが捉えた「ポルシェ 911」には、GT3とGTSが履くセンターロックホイールが装着されている。ボンネットとフロントフェイスはGT3のものではなく、またターボモデル特有のサイドインテークが設けられていないことも分かる。

大きな固定式ウイングをリヤに装着したGTSはこれまで登場したことはないが、ポルシェが他のグレードにセンターロックホイールを採用しない限り、このテスト車両はGTSと判断できるだろう。

パフォーマンス向上のためのハイブリッド化

リヤウインドウに貼られた黄色いステッカーから、このテスト車両がハイブリッドであると判断できる。
リヤウインドウに貼られた黄色いステッカーから、このテスト車両はハイブリッドであると考えられる。

正確なところは不明だが、リヤウインドウに貼られた黄色いステッカーは、この911がハイブリッドであることを示しているという噂もある。いずれにせよ3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンから480PSを発揮する現行型GTSよりも、パワーアップが図られているはずだ。

ちなみにハイブリッドシステムは、パナメーラやカイエンが採用しているプラグインではないと噂されるが、電気のみでの走行も可能という情報もある。とはいえ、911のGTSという性格上、効率よりも性能面に重点を置いたシステムが採用されることになるだろう。

空力パーツはトライアルの段階か?

フロント下部は、冷却のための開口部が大型化されるなどの変更が見られる。
フロント下部は、冷却のための開口部が大型化されるなどの変更が見られる。

エクステリアに関しては、ヘッドライトが変更されている。形状は大きく変わっていないようだが、アンバー色のターンシグナルを組み込んだ新しい内部構造を採用している。フロント下部もアップデートされ、特に両サイドのエアインテークがよりスクエアな形状になっている。センターの開口部も大型化されており、バッテリーの冷却効果を上げる狙いが感じられる。

リヤは、2023年4月に目撃された911 GTSのプロトタイプと同じ印象だ。排気口は中央に寄っているが、まだテスト仕様である可能性もある。黒いテープがあちこちに貼られていることから、さまざまなエアロパッケージを試している段階かもしれない。以前にもこのようなテスト車両は目撃されているが、量産モデルでは結局採用されなかった仕様やパーツもあったからだ。

「グリーンへル」(=緑の地獄)と呼ばれる過酷なニュルブルクリンクでテストを行う新型911。

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