オーナーさん、スズキのエスクードって、本当のところはどうなんですか?

スズキ・エスクード | これがオーナーの本音レビュー !(リベイクver.)「燃費は? 長所は? 短所は?」

現行 4代目 スズキ エスクード
スズキ・エスクードは、本格クロスカントリーの性能を手軽に楽しめるSUVとして1988年に誕生。現行モデルは4代目である。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、良いところを見てみよう。

現行4代目 (2015年〜)

4代目 エスクード(ハイブリッド/2022年モデル)

現行のエスクードは4代目にあたるモデルである。現行モデルから初代から続いてきた「ラダーフレーム+後輪駆動」の専用アーキテクチャーからSX4 S-クロスと共通設計のFFベースとなった。生産はハンガリー子会社のマジャールスズキ。エンジンは、当初は1.6ℓ直4NAエンジン(M16A型)を搭載。2017年に1.4ℓの直4ターボ(K14C型)搭載モデルを追加し1.6ℓを廃止、1.4ℓターボのみとした。2021年に日本での販売が一時休止されたが、2022年4月にマイナーチェンジの後、販売を再開。その際にエンジンは1.5ℓデュアルジェットエンジン(K15C型)へ変更され、トランスミッションもそれぞれ6速AGSに換装、駆動用モーターと高容量リチウムイオンバッテリーを搭載したストロングハイブリッド仕様となった。

■2016年式 YE21S 「丸過ぎないデザインでいいです」

ニックネーム:P-Chan 年式グレード:2016年式 YE21S 性別:男性(50代) 居住地域:北海道

ニックネーム:P-Chan 年式グレード:2016年式 YE21S 性別:男性(50代) 居住地域:北海道

排気量:1600cc トランスミッション:AT
平均燃費:12.0km/ℓ(郊外では18km/ℓ、市街地では10km/ℓ)
長所:価格が安いのに4WDはSUVのなかでトップクラス。海外仕様のため通常サイズのスペアタイヤが積める。海外仕様だがウインカーレバーが右側にあるので使いやすい
短所:リヤシートを倒した時に微妙にフラットにならない。リヤシートが固めなのでゲストには不評。マイナーチェンジのたびに自動ブレーキが向上し、外観は同じでも旧型になっている。

評価
外観:★★★★★ 丸過ぎないデザインでいいです。
室内:★★★★★ 必要充分な内装、アナログ時計がいい感じ。
走行性能:★★★★☆ ヨーロッパ仕込みの固めの足。冬道の安心感は最高。パワーがもう少しあれば満点。
燃費性能:★★★★☆ ハイブリッドではないので充分な燃費。
装備:★★★★☆ ACCが停止までサポートしてくれると満点。
満足度:★★★★★ コスパ最高の車です。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「マイナーな車が好きな方にオススメ。アフターマーケットのパーツは少ないのがちょっと残念ですが、探す楽しみもあります」

■2018年年式 4BA-YEA1S 「内装にこだわらなければコスパはいいと思います」

ニックネーム:ぽた 年式グレード:2018年式 4BA-YEA1S 性別:男性(20代) 居住地域:香川県

ニックネーム:ぽた 年式グレード:2018年式 4BA-YEA1S 性別:男性(20代) 居住地域:香川県

排気量:1400cc トランスミッション:AT
平均燃費:15.0km/ℓ(郊外がメイン)
長所:軽くて加速がいいところ。直進安定性があるところ。cvtではなく6速ATなところ。
短所:車線維持機能が弱い。

評価
外観:★★★★★ ヘッドライトの青いアクセサリーがワンポイントになっていてかっこいい。
室内:★★★☆☆ シンプルなデザイン カーナビ周辺からのビビリ音がする。
走行性能:★★★★★ 峠道でのスポーツモード走行は楽しいです。
燃費性能:★★★★☆ この加速力で15km/ℓだったらいいと思います。
装備:★★★★★ ACCは130km/hまで設定出来ます。車線維持は120km/hまで設定出来ます。
満足度:★★★★★ 内装にこだわらなければコスパはいいと思います。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「内装はヴェゼルなど他社の小型SUVのなかで勝負はできませんが、走行性能では勝負できると思います」

3代目(2005-2017年)

3代目 エスクード 3.2XS (ACC・PRECRS装着車/クエーサーグレーメタリック/2008年モデル)

2005年にデビューした3代目モデルはスズキの世界戦略車として登場。先代までの伝統的なラダーフレーム構造から『ビルトインラダーフレーム』と称する、フロアパンにラダーフレームを溶接した、ラダーフレーム一体型モノコックボディへ変わった。その一方でパートタイム4WDからフルタイム4WDへ変わり、リヤサスペンションもマルチリンクの独立懸架となるなど、根本から大きく変化している。当初のエンジンは2.0ℓと2.7ℓの2種類のガソリンエンジンのみだったが、プレミアム仕様の1.6ℓガソリンエンジンが追加され、2008年のマイナーチェンジではエンジン構成を一新し、2.4ℓと3.2ℓとなった。海外では1.9ℓディーゼルエンジンがラインアップされていたが、結局、日本市場ではガソリンエンジンのみとなった。

■2010年式 XG 「このスペック(エンジン、駆動機構、装備)で200万円程度は安すぎる」

ニックネーム:ヒト氏 年式グレード:2010年式 XG 性別:男性(30代) 居住地域:新潟県

ニックネーム:ヒト氏 年式グレード:2010年式 XG 性別:男性(30代) 居住地域:新潟県

排気量:2400cc トランスミッション:AT
平均燃費:8.0km/ℓ(通勤5kmほぼ渋滞なし、週末にドライブ)
長所:このスペック(エンジン、駆動機構、装備)で200万円程度は安すぎる。4AT、フルタイム4WDの割に燃費が良い(7-8km/ℓ)。シンプルでカッコいいデザイン。
短所:4ATと5MTの設定しかない。現行モデルはサイズダウン&オンロード寄りになってしまった。

評価
外観:★★★★☆ クロカンっぽい見た目が良い。長く乗れる。
室内:★★★★★ 高級感はないけど、値段以上にしっかりとした作り。
走行性能:★★★★☆ 動力性能、快適性は良いが、ABSに入るのが早すぎる。
燃費性能:★★★★☆ 結構カタログ燃費に近い燃費。
装備:★★☆☆☆ 前モデルなので、ほとんど無い。
満足度:★★★★★ コストパフォーマンスは最高。この先こんな安くて良い車は出ないと思う。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「先代のエスクードですが、結構しっかりとした造りで、走りも良いので、安ければオススメです。現行モデルは、サイズダウンしてしまったので、比較出来ませんが……」

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部