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質感&装備はクロストレックより格上!? 都会派SUVだけど雪道にも強い!
スバル・クロストレックS:HEVは、ボディのしっかり感、少し硬めでフラットライドな乗り心地が印象的。今回乗り比べたレヴォーグ・レイバックは、しなやかで上質な乗り味が光る。レイバックは、市街地と山道(登り坂がメインだった)が中心だったが、雪上での振る舞いも上質だ。両車ともにピッチングもロールも抑えられていて、しかも意のままに向きを変えられるのは同じだが、レイバックの方が290㎜も全長が長いこともあって機動力の高さが印象的なクロストレックよりもマイルドに感じられる。
170PS/300Nmの1.8Lターボは、若干ターボラグを抱かせるものの、過給後の力強さはもちろん、山道でも十分なトルク感がある。後輪をモーターのみで駆動する「S:HEV」とは異なり、雪上で急発進を試みるとわずかな間があるがその差はそれほど大きくはない。ミラーバーンも含めての安定性は高く、荷室容量492Lの積載性の高さも頼もしかった。





機動力のクロストレックS:HEVと上質なレヴォーグ レイバック
プロトタイプ試乗会でもクロストレックS:HEVの力強い加速や泥濘路での安定性、機動力の高さ、マイルドHV仕様に対してのしっかり感や乗り心地の良さを確認できたが、圧雪路や新雪など多様な路面でもこうした美点を実感。氷上での発進でもモーター駆動となる後輪の制御が素晴らしく、コーナーや登り坂はもちろん、下り坂でも姿勢が安定。キビキビとした操舵感でありながら修正舵を意識させられることもない。レイバックは、雪上でも上質感のある走りを披露し、ターボエンジンを踏み込めば荷物を満載した状態でも力強い加速を引き出せる。2台のキャラクターの違いはしっかりと感じることができた。

▷雪上試乗記事「スバル・クロストレック」編 はこちらから
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2025年3月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]