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ランクル250カスタムのキモは?
オシャレは足元から、とよく言うが、250も基本は足元から。そのため、ファーストステップはタイヤ&ホイール。まずは足元を固めることでランクル250はグッとカッコよくなる。続くセカンドステップは足まわり。つまり、車高を決めるというわけ、ただし、ここでひとつポイント。もし、車高を変えることが前提であるならば、ホイール&タイヤよりも先に足まわりを決めてしまった方が、後戻りが少ないこともある点に注意。例えば、純正足まわりのままでは履けないタイヤ&ホイールも、リフトアップをすれば履くことが可能となることも。そのたびにタイヤ&ホイールを買い換えていたら理想の形には遠回りとなってしまう。そのために、敢えてセカンドステップから手を出していくというわけだ。
足元が完成したら、次は外装パーツ。例えばキャリアやオーニングを装着すれば今流行のオーバーランド風にもまとめることができる。また、アイテム選びによってはシティユース風にも、クロカン風にも見せ方は自由自在だ。ポイントさえ押さえてしまえば、難しいことはないので、このページを読んでしっかり理解しよう。
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STEP タイヤ&ホイール 18&20インチが狙い目、17インチは今後に期待!
まず狙い目のタイヤ&ホイールサイズは18インチ。というのも、ひとつインチを落とした17インチは、未だにホイールが出揃っていないため、サイズ的には狙い目だが現状選択肢がほとんどないからだ。そのため「17インチの今後に期待」だという。なお、17インチの場合、ブレーキキャリパーのクリアランスには注意。当たってしまう恐れがあるため、現車あわせは必須となる。ちなみに、純正足まわりのまま履ける18インチ最大のタイヤサイズは275/70R18。ホイールは18×8.0J+50となっている。逆に大口径では、20インチが狙い目。というのも、19インチも選べるタイヤが少ないからだ。20インチの場合でも、リフトアップが必須というわけではない点がポイント。偏平が厚すぎないブロックタイヤが出ているため、無理に車高を上げなくてもオフロード風の足元を手に入れることができるのだ。ただし、GXの場合タイヤホイールのサイズやフェンダーの出幅が他グレードと異なるため、狙い目サイズでも厳しい可能性があることを覚えておこう。




STEP2 足回り おすすめは2ンチUP! サゲ系は今後の展開次第
アゲでもサゲでも似合うのがランクル250。ただし、現状アイテムが充実しているのはアゲ系だという。それにはやはりクロカン・オフロード系のキャラクターが関係しているという。なお、現在のところ選択肢の多いアイテムはリフトアップスプリングと車高調。ダウンサスやエアサスは今後の展開に期待といったところだ。なお、リフトアップで言えば、ロードランナーの塚田さんのオススメは2インチアップ。1インチではちょっと物足りなく、3インチ以上の上げ幅となればブレーキホースやラテラルロッドなど不具合の生じる部分が多くなり、難易度が一気に上がってしまうからだ。そのため、2インチアップして大径タイヤに変えるのが狙い目だという。ロードランナーではリフトアップスプリングだけでなくブロックキットでのリフトアップにも対応。サスペンションの関係性を維持し、乗り心地を確保するブロックキットは大きなリフトアップには最適な選択肢だ。



STEP3 外装パーツ ルーフキャリアは一歩目に最適なパーツ
いま流行りのオーバーランド風やランクル250のキャラクターを活かしたクロカン・オフロードを志向にするなら外装パーツで工夫をしてみよう。例えば、ルーフキャリアやリアラダーなどは手軽に装着できるにもかかわらず、見た目の変化も大きく機能性も高い。また、キャンプに行く人であればサイドオーニングなどもオススメだ。また、ランクル250特有のパーツといえば、オーバーフェンダーも避けては通れない。先ほどタイヤ&ホイールの項でも述べたが、ランクル250はタイヤハウスが非常に狭い。そのため、太いタイヤを履こうと思えばオーバーフェンダーが選択肢に入ってくる。しかし、大きなオーバーフェンダーは構造変更の必要が出てくるため難易度が上がる。そのバランスをどこで取るかが、外装パーツの難しさ。きちんとリスクを頭に入れた上で、ボディパーツは選んで欲しい。



【取材協力SHOP:ロードランナー】

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STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年6月号 No.354より
