ボルグワーナー:バッテリーマネジメントシステムの受注を獲得

ボルグワーナーは、大手グローバル自動車メーカーにバッテリーマネジメントシステム(BMS)が採用され、同社の全てのB及びCセグメント車両や小型商用車プラットフォームに搭載されることが決定したことを発表した。2023年半ばのモデルイヤーを皮切りに、バッテリーパックの性能、安全性、寿命を最適化したボルグワーナーの新しいBMS技術が装備される予定。

 ハイブリッド車および電気自動車用に開発されたボルグワーナーのバッテリーマネジメントシステムには、複数のセルマネジメントコントロールユニットに接続されたマスターコントロールユニットが装備されている。それにより、各バッテリーセルの充電状態、健康状態及びバッテリー温度を監視し、バッテリーパックの電流及び電圧の正確な測定が可能な設計となっている。また、分散型セルマネジメントユニットはセルバランシングを行い、より高い充電率(SOC)や最適化された電池寿命に加え、過充電・過少充電の防止による電池の安全性向上を実現する。このシステムは、最大800ボルトで動作するバッテリーシステムに適しており、コンタクター制御と診断機能も含まれている。

 ボルグワーナー製BMSのコンパクトな設計は、軽量化と航続距離目標の達成に大きな役割を果たす。分散型構成を採用することで、マスターとセルマネジメントコントローラを分離配置し、システムレイアウトや重量配分の最適化を実現する。

 ボルグワーナー・パワードライブシステムズの社長兼事業本部長であるステファン・デメール博士(Dr. Stefan Demmerle)は「当社は一流メーカーである同社と 20年以上にわたり協業しており、将来の車両プラットフォームに高度なバッテリーマネジメントソリューションを提供することで関係をさらに強化できることを喜ばしく思います。あらゆる機構に適応するBMS技術でOEMの受注を獲得できたことは、当社がチャージングフォワード電動化戦略を実行する上で一歩前進したことを示すものです」と述べている。

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