日本電産シンポが無人搬送車・自立型移動ロボット用駆動モジュールの新製品を発売

日本電産の子会社である日本電産シンポが、無人搬送車・自立型移動ロボット用の駆動モジュールの新製品を発売したことが発表された。新発売の駆動モジュールは、無人搬送車(以下、AGV)や自立型移動ロボット用(以下、AMR)向けに、従来の直流48V仕様に加え、周辺機器で多く使用されている直流24Vと同じ電圧で駆動できる24V仕様がラインアップに追加されている。

物流や製造業等における倉庫施設の自動化・省人化の需要を受け、AGVおよびAMR業界は順調に成長しており、その市場規模は、2021年の30億米ドル(≒3,951億円)から 2027年には180億米ドル(≒2兆3,706億円)を超えると予測されている。

新発売の駆動モジュールは、従来の直流48V仕様に加え、周辺機器で多く使用されている直流24Vと同じ電圧で駆動できる24V仕様がラインアップに追加されたものだ。駆動部には日本電産が得意とする、はすば歯車の技術を応用したコンパクト・静音設計の減速機が採用されており、許容耐荷重 250kgfと650kgf の2種類がラインアップされているドライバは、1台で2軸のモータ制御が可能で、日本電産従来比 60%の小型化を実現、AGV・AMR の小型、軽量化に貢献する。上位コントローラとのインターフェースは工場自動化機器で利用されることが多い RS-422 通信機能に加え、CAN(Controller Area Network)通信機能を搭載している。

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