お便り ドライブチェーンの調整ってどうするのが正解? の件

投稿者:宮城県/スガイさん

チェンの回答

チェンがチェーンについて回答します(0点)。

チェーンの張り具合(=“遊び”と言う)の調整って、意外と悩んでいる人が多いイメージ。細かく言えば車種によって違うし、リヤショックがストローク(縮んだり伸びたりする量)する事によって張り具合も変わってくるから、どのくらいに調整すれば良いのか正解が難しいよね。

緩い状態だと走行中にジャラジャラうるさいし、最悪の場合はチェーンが外れてマシンに大ダメージを与えることもある。また、アクセルを開けた時に駆動力がかかるショックも大きい。

そこでチェンがチェーンを(しつこい?)調整する方法は、カウンターシャフトとスイングアームピボット(スイングアームの揺動軸)とリヤアクスルが一直線になった時に若干余裕がある程度に調整する。

具体的にはヤショックをストロークさせて写真の「×印」が一直線になったところで多少の遊びがあればOKだ。この状態の時が、前後スプロケットの距離が一番離れるから、ここで余裕があれば張りすぎの状態になることはない。

ちなみに両輪を地面に着地させた、いわゆる1G(ワンジー)の状態で調整すると、サスペンションがストロークした時にパツンパツンの状態になってしまうことも。チェーンがカウンターシャフトとアクスルシャフトを無理に近づけようとする力が働くので、抵抗になるし最悪の場合はカウンターシャフトやホイールを支持しているベアリングの破損にもつながる。つまり、チェーンに“遊び”がないためスイングアームがこれ以上沈みこむ事ができないため、リヤショックが硬いような症状が出てライディングにも悪影響。

チェーンメンテナンスも結構奥が深いのだ!

まとめ

●3軸一直線でチョイ余裕が調整の肝!
●調整不良はライディングにも悪影響!

著者紹介 チェン

元レースメカニックで、カスタムビルダーや二輪誌編集部員のキャリアを持つ。現在はスーパーモトのレースに参戦し、ハイエースで全国を飛び回っている。

※この記事は月刊モトチャンプ2024年1月号を基に加筆修正を行っています