昨年の10月に入手したという初期型Dioを、ツボイラボラトリーなどの協力を得てフルレストアとカスタマイズを施したという。リード100のエンジンを搭載しているが、エンジン内部はベアリングやガスケット類などを新品にするというフルオーバーホールを施し、ポート加工やシリンダーヘッドの面研、PWKφ28mmキャブの装着なども行なっている。

京浜製PWKφ28mmにはモトフォース製パワーフィルターを装着。
メーカー不詳のグランドアクシス用ユーロチャンバーを加工して装着。

駆動系も抜かりなくカスタマイズされており、Stage6製の調整式デルタクラッチやKN企画製軽量クラッチアウター、リード90用はいスピードプーリーやリード90用強化ベルトなども採用。駆動系のセッティングはオーナー自身が行っているというが、100km/h前後のノビが軽快だという。

駆動系カバーは焼き付け塗装が施され、冷却用のホールも設けられている。
駆動系カバーからはStage6製のデルタクラッチが見える。

エクステリアの存在感も抜群に高く、ツボイラボラトリーによるワンオフのエンジンハンガーによりホイールベースは250mmストレッチされており、フロントにはモンキー用12インチアルミ、リヤにはデイトナ製エイプ用の12インチアルミを装着。

長いホイールベースと前後の12インチタイヤのバランスが違和感なく仕上がっていることが、このDioの個性と言うべきポイントだ。
ショートタイプのNCY製リヤショックは、溶接で新たに増設された固定部に設置される。
リヤホイールはデイトナ製のエイプ用4J。そこにDURO製130/70-12サイズを履く。

フロントフォークはKN企画製ライブDio用フォークを装着して30mmローダウン。リヤもNCY製ショックを使用してローダウンが施されているが、リヤショックの駆動系側の取り付け位置は溶接で増設されるという手の込んだ加工が施されている。

フロントフォークはKN企画製のライブDio用とし、アウターチューブは差し色のターコイズブルーでペイント。ホイールはモンキー用の3J幅とし、110/60-12サイズを履く。
ディスクローターはφ190mmを採用し、ブレンボ製4ポットキャリパーをセット。

37年前の初期型を様々な手法で現代に甦らせたDio。海外のDioファンにも紹介したい美しく個性的なJapanスタイルに仕上げられている。

ヘッドライトはKN企画製のリフレクターダブルヘッドライトを採用。
低めのミラーはメーカー不詳。NCY製のハイスロットルにはデイトナ製グリップをチョイス。
左のミラー取り付け部にはKOSO製のデジタルメーターを固定し、左右のスケルトンスイッチはKN企画製。
ツボイラボラトリーによるサブフレームは車体の剛性をアップ。
シート下スペースはサブフレームが通されており、デイトナ製CDIも設置されている。
※この記事は月刊モトチャンプ2025年7月号のものです。