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どっち買う?重箱の隅ツツキ隊

フォルクスワーゲン・ティグアン

2026年1月に価格を改定

3代目となる現行フォルクスワーゲン・ティグアン
3代目となる現行フォルクスワーゲン・ティグアン

2024年11月に販売を開始した3代目「フォルクスワーゲン ティグアン」。全長4545×全幅1840〜1860×全高1655mmという堂々たるサイズで、初代と比べてひとまわり程度大きくなっている。

搭載されるエンジンは、1.5リッター直列4気筒ガソリンターボを積む48Vマイルドハイブリッドの「eTSI(FWD)」、2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボの「TDI(AWD)」の2機種を設定し、トランスミッションはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の7速DSGが組み合わされている。

「TDI 4MOTION R-Line」のサイドビュー
「TDI 4MOTION R-Line」のサイドビュー

グレードは、両パワートレインにエントリー仕様の「Active」、中間グレードの「Elegance」、スポーティ仕様で最上級の「R-Line」を設定。

「TDI 4MOTION Elegance」のエクステリア
「TDI 4MOTION Elegance」のエクステリア

なお、2026年1月に価格の改定を受け、

「eTSI Active」 494万9000円
「eTSI Elegance」 558万4000円
「eTSI R-Line」 601万4000円
「TDI 4MOTION Active」 570万9000円
「TDI 4MOTION Elegance」 634万4000円
「TDI 4MOTION R-Line」 666万4000円

となって約8万〜12万円程度価格がアップした。

人気はディーゼルエンジン+4WDの組み合わせ

「TDI 4MOTION R-Line」のエクステリア
「TDI 4MOTION R-Line」のエクステリア

今回は、人気のディーゼル+4WDの組み合わせである「TDI 4MOTION Elegance」と「TDI 4MOTION R-Line」を比べてみた。価格差は32万円。なお、先代ティグアンも2018年8月に2.0リッターディーゼルエンジン(TDI)と4MOTION(4WD)の組み合わせが追加されると、販売台数を押し上げた実績がある。

先進安全装備である「同一車線内全車速運転支援システムの「Travel Assist」、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」、全車速追従機能付「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」などは全車標準となっている。両グレードで先進安全装備の差はない。

「TDI 4MOTION R-Line」のリヤまわり
「TDI 4MOTION R-Line」のリヤまわり

「TDI 4MOTION R-Line」の外観は、「R-Line」専用エクステリアをはじめ、255/40R20タイヤと20インチアルミホイールを装着し、スポーティな雰囲気が漂う。一方の「TDI 4MOTION Elegance」は、235/55R18タイヤと18インチアルミホイールの組み合わせになる。なお、2025年28週以降の生産モデルである「R-Line」のホイールは、既存デザインにホイールカバーが追加されて先進的な雰囲気を漂わせている。

「Elegance」系のインテリア
「Elegance」系のインテリア

足まわりは、両モデルともにアダプティブシャシーコントロールの「DCC Pro」が標準になる。スポーティな見た目と走りを享受できる「TDI 4MOTION R-Line」は、路面によってはかなり引き締まった乗り味になるが、18インチの「TDI 4MOTION Elegance」は段差を乗り越えた際のショックは比較的抑えられている。

「R-Line」はブラック内装や「R」ロゴが目を惹く

15インチディスプレイの「Discover Pro Max」
15インチディスプレイの「Discover Pro Max」

インテリアでは、ブラック基調となる「TDI 4MOTION R-Line」に専用ファブリックシートを用意。ホールド性に優れたセミバケット形状(スポーツコンフォートシート)で、摩擦に強いスポーティなファブリックになる。ステアリングに「R」のロゴが配置されるなど、ディテールまでスポーティな仕立てになっている。

「R-Line」のシート
「R-Line」のシート

一方の「TDI 4MOTION Elegance」には、マイクロフリースシートを用意。起毛感のある上質な触感が特徴で、滑りにくく、夏場に蒸れにくい利点もある。なお、レザーシートやパワーシートは、「Active」をのぞき「レザーシートパッケージ」としてオプション設定。同パッケージは、レザーシートをはじめ、前席両側の座面長調整機能付きシートとシートベンチレーションがセットになっている。

なお、シートヒーターは「Active」は前席両側のみ、「Elegance」と「R-Line」は、前席両側と後席左右に標準装備している。

「Elegance」のシート
「Elegance」のシート

SSDナビゲーションは「Active」が12.9インチの「Discover」、それ以外は15インチの「Discover Pro Max」が標準になる。そのほか、「TDI 4MOTION R-Line」にはステンレスペダルクラスター(アクセル/ブレーキペダル)が標準になるのが違いだ。

「R-Line」に「プログレッシブステアリング」を標準装備

機能装備では、「TDI 4MOTION R-Line」に可変ステアリング(ギヤ比)である「プログレッシブステアリング」が備わり、低速域ではクイック、高速域では安定志向になり、俊敏でダイナミックな走りに寄与する。

「R-Line」の専用ロゴ

ティグアン全体で3つのグレードを比較すると、端的に言うとエントリーグレードである「Active」の装備が若干簡素だ。具体的には、215/65R17タイヤが標準になり、「ダイナミックコーナリングライト」や「ダイナミックライトアシスト」、「スタティックコーナリングライト」が「Active」では省かれているが、主要の先進安全装備は全車標準になる。

インテリアアンビエントライト(カラー調整機能付)のイメージ
インテリアアンビエントライト(カラー調整機能付)のイメージ

「TDI 4MOTION Elegance」と「TDI 4MOTION R-Line」を含めた「Elegance」と「R-Line」の違いは、「R-Line」専用の内外装、タイヤサイズ、プログレッシブステアリングの有無などが大きな差となっている。スポーティな見た目や走りを重視するのなら「R-Line」でキマリだろう。快適な乗り心地や価格に重きを置くなら「Elegance」でも満足度はすこぶる高いはずだ。

フォルクスワーゲン ティグアン TDI 4モーション Rライン

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世界中の自動車メーカーの急速な電動化一辺倒が改められ、多様なエネルギー活用が求められる時代への転換点となった2025年末、最新型「フォルクスワーゲン ティグアン」の2.0リッターディーゼルモデルに試乗した。ディーゼルといえばフォルクスワーゲンにとって、かつての“鬼門”でもあるが、3代目となった売れ筋SUVディーゼルの魅力を九州・宮崎で改めて確かめた。

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