最高出力218PS、最大トルク305Nmを発揮する電気モーターを搭載する?

日産 N7

初代プリメーラは1990年に登場した。日本国内では1990年から2005年末までの15年間で、欧州では2008年末まで販売された。

日産 プリメーラ(初代)

今年初め、日産フィリピンは6月に開催されるフィリピン国際モーターショーで少なくとも3つの電動モデルを展示すると発表した。当時の日産フィリピン社長、堤雅夫氏は、e-POWER、プラグインハイブリッド(PHEV)、バッテリー電気自動車(BEV)をそれぞれ少なくとも1車種ずつ投入すると述べていた。

新型キックスe-POWERが6月に発売されることが確定し、エクストレイルe-POWERもエネルギー省(DOE)の認定ハイブリッド車リストに掲載されたことで、一つの疑問はすでに解消された。PHEVに関する疑問への答えは、間違いなくフロンティアプロPHEVだろう。

日産 プリメーラ(2代目)

残る疑問は、日産がどのBEVを投入するかという点だ。当初、最も有力な候補は2024年に発表されたアリアだった。しかし予想外の展開で、日産フィリピンはアリアの導入を見送り、代わりに東風汽車が開発した別のモデル、N7を投入することになったようだ。

日産自身はまだこのニュースを正式に発表していないが、DOEへの提出書類にプリメーラの名称が記載されており、その書類には特定の電気セダンが示唆されていることが確認されている。

DOEの書類によると、新型プリメーラは電気のみで走行するようだ。全長4930mm(194.1インチ)、ホイールベース2915mm(114.8インチ)という寸法も明らかになっており、これはトヨタ・カムリよりも長い。これらの数値は、この車が中国の東風日産N7のバッジ違いモデルであるという数ヶ月にわたる憶測と一致している。

日産 プリメーラ(3代目)

DOEの認証仕様に基づくと、プリメーラEVは最高出力218PS/160KW、最大トルク305Nmを発揮する電気モーターを搭載する。これらの数値はエントリーレベルのN7と全く同じだが、60kWhのバッテリーは若干異なる仕様で、航続距離は500km(311マイル)となっている。また、前輪駆動のセダンであるプリメーラEVには、スタンダード、コンフォート、スポーツの走行モードが用意されているようだ。

トランクリッドに新しいプリメーラのロゴが付く以外は、日産N7と比べてスタイリングに大きな変更はないと予想される。内装もほぼそのまま引き継がれる見込みで、ミニマルなダッシュボードに搭載された15.6インチのインフォテインメントディスプレイもそのまま採用されると思われる。

また、フロントシートに電動調整機能付きレザーシート(運転席10ウェイ、助手席8ウェイ)、ベンチレーション機能とシートヒーター、音声認識機能付き4ゾーンオートエアコン、10.25インチデジタルメーター、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した15.6インチセンタータッチスクリーンディスプレイ、ワイヤレス充電器、12スピーカーが装備されているようだ。

日産 N7

注目は、やはり日本市場への導入だ。東風日産と日産が中国から各国へ輸出する新会社を設立しており、N7が導入される可能性もでてきているが、N7よりも認知度が高い「プリメーラ」という名称が出てきた以上、期待は高まる。