R35 GT-R 辻 英樹さん
前後L.S.D.で高出力を確実に路面に伝達

辻さんはウエストスポーツの常連客で、かなり長いつき合いだ。R35 GT-Rは4.3L化したエンジンとPPGミッションを備える。
高出力化を段階的に進めてきたが、冬のタイムアタックに向けて駆動系をアップデート。これまではフロントにのみATS製カーボンL.S.D.を装着。リアはノーマルだったが、今回はリアにもATS製L.S.D.を追加。前後の駆動バランスを整え、強大なパワーをより効率よく路面に伝える仕様へと進化させた。
装着後は、進入から立ち上がりまでのつながりが自然になり、とくにコーナー出口ではリアから押し出されるような感覚が増加。最高速はわずかに落ちるものの、トラクションと扱いやすさは明確に向上したという。
この日の岡山国際は気温が高かったため、タイムを狙うのではなく、アップデート後の確認走行に徹した。リアL.S.D.の追加に併せて、PPGミッションも装着後初めて分解点検を施したところ、内部には想定以上の鉄粉が出ていたため、清掃のうえで今回に臨んでいる。
車両自体も約8年を経過していて、今後はブッシュ類を含む経年部分のリフレッシュも課題となる。高出力化から、その性能を確実に活かす段階へ。冬のアタックシーズンはリアL.S.D.がもたらす立ち上がりの速さを武器に、さらなるタイム更新を狙う。
おもな仕様内容
■HKS製4.3Lキット
■HKS GTIII-800タービン
■最高出力913ps ■最大トルク118kg-m
■ブースト1.5〜1.6kg/cm²設定(最大1.8kg/cm²)
■HKSインタークーラー
■DRLラジエーター
■PPG製強化ミッション
■ATS製カーボンL.S.D.(前/後)
■アテーサセッティング変更
■アラゴスタSSベース車高調キット
■HYPERCOスプリング(F 24kg/mm R 20kg/mm)
■ENDLESSモノブロックキャリパーシステム
■POTENZA RE-71RS(285/35R20)
■VOLK RACING TE37 ultra TRACK EDITION II(20×10.0J inset 30)
■Kansai SERVICEエアロパーツ
■Kansai SERVICE GTウイング
CZ4A ランサーエボリューションX 風越佳義さん
無理なく長く楽しむ通勤仕様

新車で購入してから17年が経ち、走行距離は18万kmを突破した。いまなお通勤に使いながら、岡山国際サーキットではスポーツラジアルで1分51秒前後のタイムを刻む。ウエストスポーツがチューニングを手掛け、「日常の扱いやすさを損なわず、長く安心して楽しめる」がコンセプト。
エンジンはタービン換装とECUセッティングにより約340psを発生するが、過度なパワーは求めず、TC-SSTや車両への負担に配慮したバランス重視の仕様としている。
前後のエアロパーツやボンネットはVarisを纏うが、GTウイングはサーキット走行時のみ装着。ダンパーの減衰力ダイヤルも変えず、通勤時のままコースイン。
風越さんは77歳で、暑さが厳しかった今回は、午前の1本のみ走行。タイムよりも身体と愛車をいたわることを優先する。TC-SSTはダイレクトな変速感が魅力だが、クラッチの熱や補修部品の入手性が今後の課題。いまや希少となった愛車とまだ走り続けるため、次の一手として、各部のオーバーホールを相談している。
おもな仕様内容
■Ecu-Tek現車セッティング
■HKSエアクリーナー
■amuseチタンマフラー
■アラゴスタTYPE-S車高調キット(F 12kg/mm R 10kg/mm)
■ENDLESS SS-Mブレーキパッド
■ENDLESSブレーキホース
■ENDLESS RF-650ブレーキフルード
■POTENZA RE-71RS(265/35R18)
■BBS鍛造ホイール (18×8.5J inset 35)
■Varisフロント/サイド/リアアンダー
■Varisディフューザー/エアロボンネット
■サーキット走行時のみGTウイング装着
■ウエストスポーツ
広島県福山市新涯町4-2-46
TEL 084-981-5061
WASTE SPORTS
