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今日は何の日?■進化版4WDでさらにタフさに磨きをかけた2代目エクストレイル

2007年(平成19)年8月22日、日産は人気SUV「エクストレイル」をモデルチェンジ、2代目を発売した。2代目「エクストレイル」は、初代のキープコンセプトで進化させ、日産独自の電子制御4WDシステム“オールモード4×4-i”の採用などで、全天候型の走破性能が実現された。
アクティブな若者から圧倒的な支持を受けたエクストレイル(T30型)

エクストレイルは、乗用車派生のSUVながら、当時人気を獲得していたトヨタ「RAV4」やホンダ「CR-V」のような都会派SUVと一線を画して、ライト感覚のオフローダーSUVとして2000年11月に誕生した。
“4人が快適で楽しい、200万円の使える4WD”というコンセプトで、アウトドアやアウトドアスポーツを楽しむ若者をターゲットに開発された。強靭なイメージのバンパー、立体的で大きい角型ヘッドライトとリアライトを装備した直線基調のボクシーなスタイリングがオフローダーのイメージを強調した。ただし、フルモノコック構造の乗用車がベースなので、ハードな悪路を走破するような本格オフローダーではない。

パワートレーンは、最高出力150ps/最大トルク20.4kgmを発揮する2.0L 直4 DOHC、280ps/31.5kgmの同インタークーラーターボの2種エンジンと4速ATおよび5速MTの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDを用意。4WDシステムは、日産独自の電子制御フルタイム4WD“ALL MODE 4×4”で最低地上高を確保しているので、一般的なアウトドアの用途では十分な走破性を発揮する。
車両価格は185.0万~205.0万円(FF)/200.0万~282.5万円(4WD)に設定。エクストレイルは、200万円を切る低価格の魅力もあり、ライバルのRAV4やCR-Vを抑えて、2001年から国内SUV販売台数トップの座に君臨した(結果として、初代から10年間トップを維持)。
進化版4WDシステムで走破性に磨きをかけた2代目(T31型)

人気を獲得したエクストレイルは、2007年に初めてのモデルチェンジで2代目に移行。基本的には初代のキープコンセプトで、スタイリングも初代のスタイリングを引き継ぎながらスタイリッシュに変わった。

ボクシーなスタイリングはそのままに、ボディサイズはひと回り大きくなった。インテリアは機能性をさらに向上させ、インパネからトリムに繋がる伸びやかなラインで構成。さらにインパネやドアトリム、アームレストにソフトパットを使用して質感を向上させた。

パワートレーンは、最高出力137ps/最大トルク20.4kgmの2.0L 直4 DOHC、170ps/23.5kgmの2.5L 直4 DOHCの2種エンジンと6速MTおよびCVTの組み合わせ。駆動方式は、先代同様FFと電子制御フルタイム4WDを用意。ただし、4WD機構は“ALL MODE 4×4-i”へと進化し、ヒルスタートアシストやヒルディセントコントロール機能などを追加し、より細かな電子制御により優れた悪路走行性と走行安定性が実現された。


ちなみに“ALL MODE 4×4”は、通常はFFで滑りを検知すると、電子制御カップリングで後輪へトルクを伝達して4WDとなる、いわゆるスタンバイ4WD。“ALL MODE 4×4-i”は、車両挙動まで含めて制御する進化版で、VDCの舵角センサー、ヨーレートセンサー、Gセンサーの情報を統合してアンダー/オーバーステアまで検知して、ニュートラルステアを維持するように前後トルク配分を制御する。
車両価格は199.5万~221.55万円(FF)/215.25万~253.05万円(4WD)に設定。2代目エクストレイルも、初代に負けない好調な販売で滑り出した。
エクストレイル人気を加速させたクリーンディーゼル20GT

初代同様、高い人気を獲得した2代目エクストレイルは、その勢いを維持するため、積極的にラインナップの拡大を図った。まず、翌2008年9月にクリーンディーゼルエンジン搭載「エクストレイル20GT」を追加した。
20GTは、ルノーと共同開発された最高出力173ps/最大トルク36.7kgmを発揮する2.0L 直4 DOHCインタークーラーディーゼルターボ(M9R)を搭載。トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は同じく“ALL MODE 4×4-i”が搭載された。


ディーゼルエンジンは、排ガス低減のために高圧(160気圧)ピエゾ式インジェクターのコモンレール噴射を採用し、排気系にはPM(粒子性物質)を低減するDPFと、NOxを浄化するためのリーンNOx触媒を装着。これにより、エクストレイル20GTは当時世界で最も厳しいとされた国内ポスト新長期規制に適合し、クリーンな排ガスと低燃費、さらにディーゼルらしいトルクフルな走りが実現された。
エクストレイル20GTの車両価格は、299.985万円とガソリン車よりも約60万円高額だったが、ディーゼルとSUVの相性の良さからエクストレイル人気をさら加速、国内SUVトップの座を不動のものとした。
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エクストレイルは、「RAV4」や「CR-V」のような都会派SUVに対して、アウトドアでも使えるタフなSUVという一貫したコンセプトで人気を獲得。また独自の4WD技術やSUVと相性の良いトルクフルなディーゼルターボ車を設定したことも、キャラクターを明確化することに大きな役目を果たした。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。





