5cm延長ワンオフタンクで作る凝縮カフェレーサー

過去にも誌面に登場したことがある平野さんのゴリラ。最大の特徴は、5cm延長しながらサイドを大胆にエグったワンオフタンクだ。ゴリラらしい大ぶりなタンクの存在感を残しながら、車体全体は低くコンパクトにまとめ、独特のカフェレーサースタイルを作り上げている。

今回の最終仕様では、フロントマスクにも変更を実施。従来のデュアルヘッドライトからシンプルな丸型シングルライトへ変更し、キジマ製セパレートハンドルによってライディングポジションもさらに低く設定した。フォークブーツでインナーチューブの輝きを隠すなど、細かな部分まで狙った雰囲気を徹底。ゴールドのタンクをアクセントにしながら、車体下部をブラックで引き締めたカラーコーディネートも完成度を高めている。
NSR50のフロント周り+モノサスで走りも追求

カフェレーサーらしいルックスを作るだけでなく、足周りにも本格的なパーツを投入。フロントにはNSR50のフロントフォークを採用し、Gクラフト製スーパーワイドステムを組み合わせる。コックピットにはSP武川製マルチDNメーターをセットし、その下にキジマ製セパレートハンドルを低くマウントしている。
リヤ周りにはGクラフト製スイングアームを採用し、モノサス化。前後とも太いタイヤを収めたワイドな足周りながら、低く構えた車体とのバランスも崩していない。単に太足化して迫力を出すのではなく、機能とスタイルを両立させているのがこのマシンの特徴。前後ディスクブレーキを備えた足周りも含め、エンジンのパフォーマンスを受け止める車体へと仕立てられている。
4Vヘッドを軸に独自の組み合わせでエンジンを作り込む

今回、大きく仕様変更されたのがエンジンだ。SP武川製シリンダー&鍛造ピストンに、モダンワークス製4Vヘッドやクランクケースなどを組み合わせてチューニング。単に市販パーツを組み付けるのではなく、燃焼室容量やバルブ突出量まで実測し、狙った圧縮比やバルブタイミングになるようセッティングを詰めている。
排気系にもオーナーならではのアイデアを投入。四輪のミニ用サイレンサーを加工して使用するなど、既成の組み合わせにとらわれず、自分が求める仕様を具現化した。吸気系を含め、メカニカルなエンジン周りをあえて見せる構成もカフェレーサースタイルによく似合う。美しい外観を楽しむだけでなく、走らせる楽しさまで徹底的に追求した、まさに“鍛え上げた”ゴリラなのだ。
撮影したのはこのEVENT!
「ENJOY 4MINI」
■開催日:2021年10月23日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)
Gクラフトが主催する4MINIのビッグイベント。有名パーツメーカーの出展に加え、ハードな4MINIカスタムが大挙する大人気イベントだ。2026年は11月28日(土)に朝津味ファーマーズマーケット (三重県津市)で開催決定!
【モトチャンプ】
![by Motor-Fan BIKES [モーターファンバイクス]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/mf-bikes-logo.png)