18歳のオーナーが父親と作ったタイガーカラー

黄色×黒のモンキーを所有するしゅ~へいさんは、取材当時18歳。父親と協力しながら作り上げた一台で、カワサキZを思わせるタイガーカラーも自家塗装によるものだ。田中商会製ZⅡカウルを装着し、丸みを帯びたビキニカウルやスチールマフラーなどを組み合わせることで、旧車らしい雰囲気を小さなモンキーに落とし込んでいる。
面白いのが、限られた予算の中で自作を楽しんでいること。マフラーや外装には自宅のサンドブラストを使ってロゴなどを入れ、FRP製アンダーカウルは段ボールや発泡ウレタンを使って型取りしたという。エンジンにはキタコ製75ccキットを組み込み、ブレーキは前後ドラムのまま。そこにファルコン製アルミホイールを合わせることで、あえてレトロなルックスを生かしている。
奥様のために仕立てた本格Zスタイル

赤いモンキーは森田省一さんが、Z900RSに乗る奥様のために製作したもの。柔らかな曲線を描くD1ラインを取り入れ、往年のZらしさを漂わせながらも、各部には現代的なパーツを投入。単なる旧車風のドレスアップに終わらせず、快適に乗れる車体へと仕上げている。
フロントにはGクラフト製ステムと、インナーチューブにDLCコートを施したキタコ製φ30フロントフォーク タイプXを組み合わせ、ハイパープロ製ステアリングダンパーも装備。リヤにはGクラフト製スイングアームとYSS×Gクラフト製リヤショックを採用し、前後ブレーキにはブレンボ製キャリパーを投入する。エンジンもSP武川製4V-Rによって124cc化されており、キャブレターには扱いやすさを考えてPEタイプを選択。見た目だけでなく、走りにも手を抜かない一台だ。
家族で作るから4MINIはもっと面白い!
同じ「カワサキZ」をテーマにしながら、2台のアプローチは対照的だ。しゅ~へいさんのモンキーは、自家塗装やサンドブラスト、FRP加工など自作を積極的に取り入れたアイデア勝負。一方、森田さんのモンキーは足周りやエンジンまで本格的なパーツを投入し、奥様が気持ちよく乗れることまで考えて作り込まれている。
しかも一方は父親と息子、もう一方は夫婦で楽しむために生まれたカスタム。モンキーという共通の素材がありながら、予算や目的、作り方によってまったく違う一台に仕上げられる。そんな4MINIならではの自由度の高さを、2台がよく表している。
■MACHINE 01:しゅ~へいさんモンキー




■MACHINE 02:森田省一さんモンキー



撮影したのはこのEVENT!

「第17回 茨城4MINIラウンドラリーミーティング」
■日時:2022年4月17日(日)
この車両は4MINI界の老舗チーム「Z改」が主催するイベント「第17回茨木4MINIラウンドラリーミーティング」で捕獲。当日は筑波山の中腹に200台を超える4MINIオーナーが集い、カスタム談義にツーリングと交流を深めた。同イベントは春と秋に毎年開催予定なので下記をチェック。
Z改 ホームページ
【モトチャンプ】