LEDではなくハロゲン! “リアルな古さ”を狙ったオールドカフェ

SKDさんのゴリラが目指したのは、現代的なパーツで旧車の雰囲気を再現するネオレトロではなく、もっとストレートなオールドカフェレーサー。そこでヘッドライトには最近のLEDではなく、あえて4Lモンキー用のハロゲンタイプを採用。さらにフロントには、古いガラスレンズを使った四輪用のツインフォグを組み合わせている。
灯火類を小型化してスッキリ見せるのではなく、むしろ存在感のあるパーツを正面に並べたところがポイント。大きなゴリラタンクとの相性もよく、8インチ車ならではの小さな車体にギュッとパーツが詰まった独特の凝縮感を生み出している。前後8インチという基本バランスを崩さず、スイングアームも延長しないことで、ゴリラ本来のマッチョなプロポーションを活かしているのだ。
低いハンドル&後退ステップで“鬼の土下座ポジション”を実現

カフェレーサーらしさを決定づけるのが、極端なまでに低く構えたライディングポジションだ。ステムやトップブリッジにはGクラフト製を使用し、低いハンドル位置と組み合わせることで、誌面で“鬼の土下座ポジション”と表現されたほど前傾の強いスタイルを作り上げた。ステップもNSR50用を流用し、ワンオフブラケットによって後方へ移動。見た目だけでなく、乗車姿勢までカフェレーサーらしくまとめている。

リヤ周りではZ50Aモンキーのシートを大胆にアンコ抜きし、生地を張り替えてシングルシート風に変更。テールランプも4Lモンキー用として、フロントからリヤまでオールド感を統一した。タンクはプラモデル用のエアブラシを使って自家塗装し、仕上げにウレタンクリヤーを使用。派手な装飾に頼るのではなく、素材選びとシルエットで年代感を表現している。

88ccで1万3000rpm! 見た目だけでは終わらない走りの作り込み

オールドスタイルを追求しながら、走りの部分はしっかり手が入っている。エンジンにはデイトナ製ハイパーヘッドを投入し、さらにポート加工を実施。排気量は88ccで、1万3000rpmまでキッチリ回るという元気な仕様に仕上げられている。

フロントフォークにはNSR50用を流用してハンドリング性能を高める一方、ブレーキはあえてドラム式をキープ。性能だけを求めてディスク化するのではなく、オールドカフェというコンセプトに合わせて見た目とのバランスを優先しているところも面白い。エンジン、足周り、ポジションまで作り込みながら、前後8インチとゴリラらしい凝縮感は残す。スタイルと走りの両方を自分好みに突き詰めた一台だ。
撮影したのはこのEVENT!
「ENJOY 4MINI」
■開催日:2021年10月23日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)
Gクラフトが主催する4MINIのビッグイベント。有名パーツメーカーの出展に加え、ハードな4MINIカスタムが大挙する大人気イベントだ。
2026年は11月28日(土)に朝津味ファーマーズマーケット (三重県津市)で開催決定!
【モトチャンプ】
![by Motor-Fan BIKES [モーターファンバイクス]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/mf-bikes-logo.png)