軽二輪登録したシャリィで高速道路を走る!

阿部浩三さんのシャリィ。SP武川製スーパーヘッド4V+Rコンプリートエンジンの148cc仕様を搭載。前後サスペンションはデイトナ製で、インナーフォークをショート加工して車高を落としている。

赤いシャリィを駆る阿部浩三さんと、オレンジのシャリィを駆るKonさん。2台ともシャリィらしいスタイルを残しながら、排気量アップによって軽二輪ナンバーを取得。高速道路を利用したロングツーリングまでこなしてしまう。

阿部さんの赤い車両にはSP武川製スーパーヘッド4V+Rコンプリートエンジンの148cc仕様を搭載。一方、Konさんのオレンジの車両は138cc仕様で、KSR系の純正倒立フォークを組み合わせている。

しかも、単純に大排気量エンジンを積んだだけではない。高速道路で長時間走ることを前提に、フレームの補強やギヤ比の変更を実施。Gクラフト製スイングアームはゴムブッシュ部分をジュラコンで作り直すなど、目立たない部分にも手が入る。5速ミッションも高速巡航では大きな武器となっている。

高速巡航するため足周りと耐久性も徹底追求

Konさんのシャリィは138cc仕様。KSR系の純正倒立フォークを採用してフロント周りの剛性を確保し、高速走行で効果を発揮するバイザーも装備する。

高速道路では、およそ1万rpmをキープしたまま長時間走ることもあるという。そのためオーナーたちが重視しているのがエンジンの耐久性で、エンジンオイルは1000〜2000kmを目安に交換。小排気量車だからこそ、コンディション管理には気を配っている。

足周りも見た目だけのローダウンではない。阿部さんの車両は前後にデイトナ製サスペンションを採用し、インナーフォークをショート加工。車高を落としながらも、コーナリング性能を考え4cm以上のサスペンションストロークを確保している。

これは首都高速や峠道などでしっかりとサスペンションを働かせるため。低いスタイルを追求しつつ、実際に走れる車体に仕上げることが重要なのだ。Konさんの車両には高速走行時の風を軽減するバイザーやステアリングダンパーも装備。絞りハンドルも、ニーグリップができないシャリィで車体を安定させるために役立っているという。

最大の問題は燃料! サブタンク&携行缶で対応

高速ツーリング仕様として最大の弱点になるのが燃料タンク容量だ。純正タンクは2.8Lしかなく、排気量を上げたエンジンで長距離を走れば給油回数も増える。

そこで純正タンク後方に0.7Lのアルミ製サブタンクを追加。阿部さんの車両はさらに0.7Lのサブタンクをもうひとつ備え、0.7Lの携行缶も1〜2本常備している。調子が良ければ燃費は25km/Lほどというが、それでも長距離では燃料管理が欠かせない。

そんな手間をかけてまでシャリィで高速道路を走る理由はシンプルだ。2人とも現在は大型バイクを手放し、愛車はシャリィのみ。「ドレスアップ重視の4MINIで高速も走れたらカッコいいし、便利じゃないですか」と笑う。小さな車体で遠くまで走る。そのギャップこそ、この2台最大の魅力なのだ。

■MACHINE 01:阿部さん148cc仕様シャリィ

長距離走行に対応するため、純正2.8Lタンクの後方に0.7Lのアルミ製サブタンクを追加。阿部さん号はさらにもうひとつ0.7Lのサブタンクを備える。
カーボンサイレンサーを備えたマフラーはヨシムラ製。一気にレーシーな雰囲気を盛り上げている。
シャリィとは思えない巨大なキャブレターはヨシムラ製のTMR MJNφ32。大排気量化したエンジンに合わせた吸気系が、フレームの隙間からメカニカルな雰囲気を主張する。
マスターシリンダーにはゲイルスピード製のラジアルタイプを装着。細部までハイエンドなパーツが満載だ。

■MACHINE 02:Konさん138cc仕様シャリィ

0.7Lの携行缶も常備。小さな燃料タンクで長距離を走るため、サブタンクと携行缶を組み合わせて航続距離を確保している。
高速道路を走るためETCも搭載。レッグシールド背面に収めることで、シャリィらしい外観を大きく崩さず実用装備を追加している。
シフトペダルはGクラフト製のシーソータイプ。リヤの太足化に対応するため、ドライブスプロケットもオフセットされている。
圧巻の存在感を放つスイングアームはGクラフト製。
マークⅡデザインでワンオフしたフロント10インチホイールに、ブレンボ4ポットキャリパーとワンオフのディスクローターを装着。

撮影したのはこのEVENT!

「第17回 茨城4MINIラウンドラリーミーティング」
■日時:2022年4月17日(日)

この車両は4MINI界の老舗チーム「Z改」が主催するイベント「第17回茨木4MINIラウンドラリーミーティング」で捕獲。当日は筑波山の中腹に200台を超える4MINIオーナーが集い、カスタム談義にツーリングと交流を深めた。同イベントは春と秋に毎年開催予定なので下記をチェック。

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https://zkai.sakura.ne.jp/

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