
小型クラスの125ccからリッタークラスの997ccmで、幅広い排気量をラインナップするヤマハのスーパースポーツ「YZF-R」シリーズに、新たな排気量200ccの「YZF-R2」が発売されることとなった。現在YZF-Rシリーズはミドルクラス以上(現行モデルではYZF-R7)が日本国内で生産され、今回発売となったYZF-R2はインディア・ヤマハ・モーターが生産を担当し、インド南部のタミルタードゥ州にあるチェンナイ工場で生産が行われ、2026年9月中旬からインド国内で販売が開始される。
インドの二輪市場はこれまでの実用車中心ではなくスポーツモデルの人気が高まっており、すでに150ccエンジンを搭載するYZF-R15もインド国内や周囲のアジア各国で人気のモデルとなっている。Concentrated Super Sport Ridingをモデルコンセプトに掲げ、YZF-R15の上位モデルとして、新開発の204cc、水冷4ストロークDOHC単気筒4バルブ、フューエルインジェクションエンジンを搭載する。オイルの潤滑方法にセミドライサンプを採用することにより、エンジンの抵抗ロスを低減して高出力に貢献。最高出力は26.5ps/10000rpm、最大トルクは19.1Nm/8000rpmを発揮。このクラス(125〜200cc)としては初の電子制御スロットル(YCC-T)を採用し、優れたレスポンスと扱いやすさを両立する。また、路面状況に合わせて走行モードが選択できるYRC(ヤマハ・ライド・コントロール)やTCS(トラクション・コントロール・システム)、第3世代クイックシフターなどの走行支援システムも搭載。フレームは新設計の軽量鋼管ダイヤモンドフレームを採用することで、優れたハンドリング特性を実現。車両重量も149kgと軽量となっている。
排気量は204ccとコンパクトクラスでありながら、YZF-R1やYZF-R9にも通じる高いスポーツ性能と扱いやすさを両立。全体のフォルムも水平基調のスタイリングでこれまでのYZF-RのDNAを引き継ぎながら、より軽量化を強調。YZF-Rシリーズらしさを持ちつつも、削ぎ落とされたスリムでタイトなボディで軽快感をイメージ。高性能なエンジンと高度な電子制御技術、軽量なシャシーが相まって、ライダーがスーパースポーツを操る楽しさが味わえるモデルとなっている。現地での価格は25万3000ルピーから(9月6日の為替レートでは日本円で約41万9500円)。日本国内への導入は未定だが、単気筒のスポーツモデルとして注目の1台だ。
SPEC
- 全長:1980mm×全幅:700mm×全高:1140mm
- ホイールベース:1340mm
- シート高:810mm
- 車両重量:149kg
- 燃料タンク容量:12ℓ
- エンジン形式:水冷4ストロークDOHC単気筒4バルブ
- 総排気量:204cc
- ボア×ストローク:66.0×59.6mm
- 圧縮比:11.5:1
- 最高出力:26.5ps(19.5kW)/10000rpm
- 最大トルク:19.1Nm(1.9kgfm)/8000rpm
- トランスミッション:6速リターン
- ブレーキ(前/後):φ282mmディスク/φ220mmディスク
- タイヤサイズ(前/後):100/80-17/140/70-17

