四輪用タイヤを前後に投入! R&Pの車格を超えた極太スタイル

まず目を奪われるのが、前後に装着された四輪車用の極太タイヤ。ハブはR&P用を使いながら、車種不明のアルミ製リムを組み合わせることで、小柄なR&Pとは思えない迫力を生み出している。フロントフォークにはKSR用の倒立タイプを流用。ゴールドのフォークと極太タイヤの組み合わせも強烈で、正面から見るとベース車の面影はかなり薄い。
ただし、最初からこの完成形をイメージして製作したわけではないという。気になるパーツを集め、それらを組み合わせながら少しずつ現在の姿へと進化。異なる車種の部品をミックスした結果、既存のジャンルには簡単に当てはめられない独特なスタイルが完成した。パーツのブランドや定番メニューに縛られず、「使えそうなものを使う」という自由な発想がこのR&P最大の魅力だ。
DR250用スイングアームを加工! ロー&ロングな後ろ姿も強烈

リヤ周りもフロントに負けず大胆だ。スイングアームにはDR250用を流用しているが、当然ながらR&Pにそのまま装着できるものではない。リヤショックを含めて加工を重ね、取り付けては調整するという作業を繰り返して完成させた。長く伸びたスイングアームと極太タイヤによって、ロー&ロングなシルエットを強調している。

さらにシートフレームは大胆に切断。鉄板を曲げて製作したシート台座にスポンジを貼るという、潔いほどシンプルな構成とした。この極端に短いシートと長いリヤ周りの対比も、独特のプロポーションを生むポイントだ。タンクはTLM200用を流用しており、コンパクトな車体とのバランスも絶妙。さまざまな車種のパーツを使いながら、全体ではひとつのスタイルとして成立させている。
80ccエンジンにインナースロットル! 細部までワイルドに徹する

エンジンはR&Pをベースに80ccへボアアップ。マフラーはメーカー不明品を加工して装着しており、低く構えた車体に沿うような取り回しがワイルドな雰囲気をさらに強めている。車体だけではなく、エンジン周りにも手が加えられているのだ。

ハンドル周りにも独自のアイデアが投入されている。スッキリと見せるためにインナースロットル化し、グリップを使わない大胆なスタイルを採用。収納スペースがほとんどないため、車載工具はマグネットを介してフレームサイドへ固定している。実用上必要なものまでデザインの一部にしてしまう発想も、このマシンらしいところ。R&P、DR250、KSR、TLM200などの要素をミックスしながら、どの車種にも似ていない一台へと仕上げた、まさにアイデア勝負のカスタムだ。
ディテールチェック

撮影したのはこのEVENT!
「ENJOY 4MINI」
■開催日:2021年10月23日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)
Gクラフトが主催する4MINIのビッグイベント。有名パーツメーカーの出展に加え、ハードな4MINIカスタムが大挙する大人気イベントだ。
2026年は11月28日(土)に朝津味ファーマーズマーケット (三重県津市)で開催決定!
【モトチャンプ】