PETEX製外装でノーマルのイメージを一掃!

まず目を奪われるのが、グロムの面影を大きく変えるPETEX製の外装だ。特徴的なヘッドライト周りをはじめとしたエッジの効いた造形に、半つや消しのグレー&ブラックを組み合わせ、精悍かつ近未来的なスタイルを構築している。さらにオーヴァーレーシング製のパーツを各部に投入。片持ちスイングアームと前後ホイールによって足周りの印象まで一変し、ノーマルとは別物といえる存在感を手に入れた。

リヤ周りでは、同じくオーヴァーレーシング製のツインアップマフラーが強烈なアクセント。左右2本のサイレンサーを高い位置に構えることで、後方から眺めた姿にも大排気量スポーツのような迫力を与えている。単に高価なパーツを取り付けるだけでなく、外装から足周り、排気系までひとつの方向性でまとめているからこそ、この完成度が生まれている。
ハイカムから5速ミッションまで走りも徹底強化

ルックスだけでなく、エンジンや駆動系にも手が入る。エンジンにはヨシムラ製ハイカムを組み込み、高回転域まで楽しめる特性を狙ったチューニングを実施。吸気系にはドロースポーツ製カーボンインテークチャンバーを装着している。さらにSP武川製TAF5速ミッションとスリッパークラッチを採用するなど、内部までしっかりと作り込まれているのがポイントだ。

足周りにも豪華なパーツが並び、リヤショックにはオーリンズ製を採用。フロントブレーキはシフトアップ製キャリパーとサンスター製フローティングディスクを組み合わせ、キタコ製カーボンフロントフェンダーも装着する。外観だけを派手に仕立てたショーカスタムではなく、走りに関わる部分までトータルで手を加えている。
見えないワンオフ加工が完成度を引き上げる
これだけ多くの社外パーツを組み合わせれば、当然ながらすべてがボルトオンで収まるわけではない。パーツ同士が干渉する部分もあり、美しく取り付けるためにはステーやカラーの製作、切削など細かな加工が必要だったという。そこで生きたのが、仕事で精密板金を扱うオーナーの技術。必要なパーツをワンオフし、一つひとつフィッティングを詰めることで、異なるメーカーのパーツを違和感なく融合させている。
リヤフェンダーやツインアップマフラーを支えるステーもオーナーによる自作品。こうした表からは目立ちにくい部分まで手を抜かないことが、車体全体の完成度につながっている。豪華パーツを惜しみなく投入しつつ、それを自らの加工技術でひとつのマシンとしてまとめ上げる。まさに“全身フルモディファイ”という言葉がふさわしいグロムだ。
ディテールチェック

撮影したのはこのEVENT!
「ENJOY 4MINI」
■開催日:2021年10月23日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)
Gクラフトが主催する4MINIのビッグイベント。有名パーツメーカーの出展に加え、ハードな4MINIカスタムが大挙する大人気イベントだ。2026年は11月28日(土)に朝津味ファーマーズマーケット (三重県津市)で開催決定!
【モトチャンプ】