Hirain Technologies(ヒレイン)とArbe Robotics(アルべ)は9月8日、世界最大級の自動車グループのひとつが、グループ傘下の複数のブランドで展開する中国におけるレベル3自動運転乗用車プログラム向けに、アルベの超高解像度レーダーチップセットを搭載したヒレインのイメージングレーダーを採用したことを発表した。
従来のレーダーは「そこに何かがある」という単なる物体検知に留まっていたが、このシステムは物体の詳細な形状や動きを捉えることができる。「Eyes-off(システムへの運転委譲)」が許容されるレベル3自動運転において、高価なLiDARに過度に依存せず、悪天候にも強い詳細なパーセプションデータを大規模かつ低コストに提供できる点が革新的である。
アルベの「Phoenix」レーダーシステムは、独自仕様の送信・受信RFチップと高解像度レーダー処理チップを備える。最大の特徴は「2,304」もの仮想チャネルを構築できる点で、AIアルゴリズムを用いてレーダーデータをLiDARやカメラに匹敵する高解像度の環境認識(パーセプション)データにリアルタイムで変換する。
ヒレインはレーダーシステムの製造、供給、統合を行い、量産出荷は車両生産開始に先立ち、2027年第4四半期に開始される予定。
「これは、世界最大級の自動車グループとの戦略的に重要なプログラムです」と、ヒレインのCTOであるチェンジャン・ファン博士は述べている。「お客様は、技術、安全性、品質、検証、製造、そして商用化に向けた準備状況など、あらゆる面で非常に厳格な評価を実施されました。このレベル3プログラムに選ばれたことは、当社のソリューションに対する信頼と、世界有数の自動車メーカーの基準を満たす当社の能力を反映したものです。Arbeのレーダー技術は、この成果を達成する上で中心的な役割を果たしており、今後、このシステムの量産化を楽しみにしています」
「世界有数の自動車グループとのレベル3自動運転プログラムで大型案件を獲得できたことは、アルベの技術の商業化における決定的な節目となります」と、アルべのCEOであるラム・マックネス氏は述べた。「アイズオフ自動運転においては、レーダーは単なる検知機能以上のものを提供する必要があります。車両が大規模に活用できる詳細な知覚データを提供しなければなりません。今回の顧客の決定は、次世代自動運転の中核コンポーネントとして超高解像度レーダーの役割がますます重要になっていることを示しています。長年のパートナーであるヒレイン社と共にこの段階に到達できたことを誇りに思います。また、このプログラムをここまで導いたヒレイン社のチームの卓越したエンジニアリングを称賛します。今後は、実行段階へと注力していきます」

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