水冷式を上回るポテンシャル!
ハイブーストを受け止める空冷インタークーラーの絶対性能
RZ34型フェアレディZのパワーチューニングをいち早く進めてきた名門チューナー“フェニックスパワー”。
RV37スカイラインでは、オリジナルの大容量ヒートエクスチェンジャーによって吸気温度の上昇を抑えていたが、RZ34では純正水冷インタークーラー自体の冷却能力に限界があると判断。そこで、ブーストアップ段階から空冷インタークーラー化に着手し、現在はTD05SH-18Gタービン仕様でブースト1.5キロ時に645psを発揮するまでに進化を遂げている。

「純正インタークーラーでは、インマニ内の吸気温度が簡単に65℃を超えてしまいます。ヒートエクスチェンジャーを大型化しても温度上昇が緩やかになるだけで、根本的な解決にはならないんです。ブーストアップ程度でも容量不足気味ですね」と語るのはフェニックスパワーの横山代表。

街乗りや高速道路での使用であれば、純正状態やヒートエクスチェンジャー強化でも十分対応可能。しかし、サーキットで連続周回を楽しむとなると話は別。吸気温度上昇によるECU補正を防ぐためにも、冷却性能の抜本的な向上が必要となる。
ただし、水冷式は構造上スペースに制約があり、大容量化には限界がある。そこでフェニックスパワーは、早い段階でトラスト製の空冷インタークーラーキットを導入。前置きレイアウト化によって大幅な冷却性能アップを実現した。

気になるのは、空冷化による副作用だろう。前置きインタークーラー化によってラジエターへの走行風が遮られ、水温上昇を懸念する声もある。しかし実際には、純正ヒートエクスチェンジャーを取り外せることで冷却負荷が相殺されるため、純正ラジエターのままでもサーキット走行に問題はないという。
重量面では、インタークーラー本体やパイピング追加による若干の重量増はあるものの、大きなデメリットにはなっていないとのことだ。

なお、トラスト製空冷インタークーラーキットの価格は59万4000円。取り付け工賃は約22万円(いずれも税別)となる。決して気軽に導入できる価格帯ではないが、ブーストアップ仕様で本気のスポーツ走行を楽しみたいユーザーや、タービン交換によるハイブースト仕様を狙うユーザーにとって、その効果は絶大。さらに、迫力ある前置きインタークーラーのルックスも、ハイチューンドマシンならではの存在感を放ってくれる。
●取材協力:フェニックスパワー京都店 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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